HIVに感染すると風邪みたいな症状が出るって本当?

2014-10-03 16:00 配信 / 閲覧回数 : 718 / 提供 : JESSIE / タグ : HIV 性感染症 性病


 

HIVに感染したときの初期症状とは?(感染後から6週間までの初期症状)

 

HIVに感染すると、体内では急速なウィルスの増殖が起こります。約4週間後にピークとなり、人の免疫組織の中心となっているCD4陽性Tリンパ球の数が減少します。


この感染後6週間以内の時期に、40~90%の感染者に「発熱」「全身倦怠感」「リンパ節腫脹」「咽頭炎」「皮疹」などのインフルエンザに似た症状が、一時的に起こります。
もちろんこういった症状が出ない人もいるので、HIVに感染したことに自分でも気づかないことがあるのです。

 

ちなみにこの時期に、HIV検査をしても陰性となることが少なくありません。感染の疑いがある機会から、3カ月後の検査で陰性が出て、はじめて感染していないといえるのです。

 

なので、あのH、ヤバイかも? と思ってからすぐに検査をしても意味ないので要注意。

 

JESSIE

 

6~8週間すぎた後は?

 

感染から6~8週間後に、抗体ができ、CD4陽性Tリンパ球の数も安定してくると、インフルエンザに似た症状も収まり、体調が安定してきます。

 

抗体ができた感染から3カ月経った血液検査では、感染していれば確実に陽性反応が出ます。

 

その後は人によりますが、数年~10年程度の間、無症状の期間となります。この時期は自覚症状もほとんどなく、他人からも感染していることが分かりません。

 

ただし、一時的に代表的な23の日和見感染が現れることがあります。帯状疱疹、結核、カポジ肉腫は比較的早くから現れることが多いと言われています。

 

また、エイズ発症直前には、1カ月以上続く38.5℃以上の熱、下痢、口腔外陰部カンジダ症、特発性血小板減少性紫斑病などが現れます。

 

その後、23の日和見感染が現れ、エイズ発症となります。感染から発症までは、平均8年程度とされていますが、ウィルス量によって発症までの期間は変わり、なかには10年以上発症しない感染者もいます。

 

エイズ発症後、治療をせずに放置すると約2年で死に至るといわれていますが、現在は治療によって長い延命が可能になりました。

 

HIVは早めに感染を自覚して、治療を受けていれば、恋人もできるし、赤ちゃんを産むことだってできるんです。

 




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