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	<title>JESSIE &#187; 松本梓沙</title>
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	<description>大人の女のラブメディア　～毎日ラブNEWSやコラムを配信中～</description>
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		<title>ブーティー・ギャング・ストリッパーズ＜最終話＞</title>
		<link>https://jessie.world/novel/5959</link>
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		<pubDate>Wed, 12 Nov 2014 11:00:44 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[松本梓沙]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[ノベル]]></category>
		<category><![CDATA[ブーティー・ギャング・ストリッパーズ]]></category>
		<category><![CDATA[連載小説]]></category>

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		<description><![CDATA[【連載小説】ブーティー・ギャング・ストリッパーズ＜最終話＞
※連載小説は毎日20時配信です。
＜第49話から＞
柾はもう一度柊太郎の頭をくしゃくしゃ撫でた。
その夜は柾の家に泊まった。翌朝――といってもいつも昼近いのだが
起きるのがつらかった。初体験は思いのほか、体に負担がかかったようだった。
それでも柾は甘くなかった。練習時間に間に合うように柊太郎を叩き起こすと――
いや、多少は甘かったかもしれない、お手製の朝食を振る舞ってくれたのだから。]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>&nbsp;</p>
<p><a href="https://jessie.world/wp-content/uploads/2013/12/1.jpg"><img class="aligncenter size-full wp-image-576" alt="JESSIE" src="https://jessie.world/wp-content/uploads/2013/12/1.jpg" width="266" height="400" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>＜最終話＞</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「柊ちゃん、窓閉めた？」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「閉めた」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「お風呂場も？」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「あ、そっち忘れてた。ちょっと待ってて」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「あー、僕もう時間ない！」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「いいよ、先行ってろよ」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>出かける準備を万端に整えた柊太郎とてまりは、家の前で慌ただしいやりとりをしていた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ごめんね、電車あるから。肝心の家の鍵かけるの忘れないでね！　柾さんによろしく」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ドアの前からてまりだけが駆け出していく。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>世間では昨日から三連休だった。月曜が祝日なので、日・祝が定休日のT/C Show &amp; Loungeも休みとなる。ダンサーは普段は休日も自主練をする者が多いが、今回は連休ということで和泉から練習をしないよう通達されていた。たまにはダンスのことを忘れて羽を伸ばせというわけだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>前々から話は聞いていたので、旅行の予約をとったメンバーも多かったようだ。てまりも例に漏れず、由井と一泊で温泉に行くらしい。由井は家族には出張に行くと話したという。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柊太郎は特に何をして過ごすという予定は入れなかった。柾もそうだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>二人は二日間、柾の部屋であえて目的はつくらずにひたすらのんびりと過ごすことにした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柊太郎と柾が結ばれてからもうすぐ三ヶ月になる。柊太郎はてまりには話したが、他の連中には何も伝えていない。柾は和泉にだけは報告したようだ。メンバー間でそういう関係になったら必ず和泉に話を上げるという決まりがあるらしい。それでもミシェルなど勘の鋭いメンバーは薄々気づいているようだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>これまでゆっくりできる時間がほとんどなかったので、柊太郎と柾は今回の休みはあえてどこにも行かないことにした。予定を立てるとどうしても気が急いてしまうからと柾は言った。柊太郎も特に出かけるのが好きなわけではないし、異存はなかった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>もうとっくに記憶してしまったマンションの玄関の暗証番号を押し、合鍵で部屋に入ると柾はまだ眠っていた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「柾さん、休みだからっていつまでも寝てると体がなまりますよ」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>カーテンを開けて昼に近い午前の光を部屋いっぱいに入れ、柾を揺り起こす。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「うるせぇなぁ……女房かよ」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「女房みたいなもんです」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾は腕を伸ばすと、ベッドの脇にかがみこんでいた柊太郎の首筋を抱え、引き寄せた。唇が唇に捕らえられる。柊太郎は侵入してきた舌に舌を絡めて、応える。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「勃った。責任取れ」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>長いキスの後、柾は唇を離すと下半身を指した。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「それはただの朝勃ちじゃ……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「何でもいいんだよ」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ぐいと腕を引かれ、ベッドに引き込まれる。ジャケットを剥がされ、シャツを脱がされ、パンツを下ろされ、あっという間に丸裸にされる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「せっかくだから、二日で何発できるか試してみようか」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柊太郎にのしかかった柾はニヤリと笑う。だがその笑顔の奥に不安と悲しみがあることを、柊太郎はもう知っている。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾の膝のことを考えると切なくなる。その日が来たら、自分たちの関係はもしかしたら何か変わってしまうかもしれない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>その分、今の快楽に身を委ねてしまいたい自分もいる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柊太郎が壊れてしまうぐらいに、柾自身をぶつけてきてほしい。自分も柾に向かっていく。どんな未来がやって来ても、後悔したくないから。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「いいですよ」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柊太郎は力を入れて柾を抱き返した。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong> ブーティー・ギャング・ストリッパーズ＜完＞</strong></p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>ブーティー・ギャング・ストリッパーズ＜第49話＞</title>
		<link>https://jessie.world/novel/5940</link>
		<comments>https://jessie.world/novel/5940#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 11 Nov 2014 11:00:59 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[松本梓沙]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[ノベル]]></category>
		<category><![CDATA[ブーティー・ギャング・ストリッパーズ]]></category>
		<category><![CDATA[連載小説]]></category>

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		<description><![CDATA[【連載小説】ブーティー・ギャング・ストリッパーズ＜第49話＞
※連載小説は毎日20時配信です。
＜第48話から＞
その動きごと、柾に抱かれた。
ふっと体が持ち上がり、暖かい体温で包まれる。
「俺も……ずっとこうしたかった……」
そう呟いた柾の顔はしかし、見えなかった。
柊太郎の視界に入るのは逞しい肩だけだ。
 抱きしめたのは表情を見られないようにするためかもしれなかった。]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>&nbsp;</p>
<p><a href="https://jessie.world/wp-content/uploads/2013/12/213.jpg"><img class="aligncenter size-full wp-image-901" alt="JESSIE" src="https://jessie.world/wp-content/uploads/2013/12/213.jpg" width="400" height="267" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>＜第49話</strong><strong>＞</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>その後、柊太郎はもう一度抱かれた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>二度目は挿れられながら柊太郎もしごかれ、柾が達するのと同時に白濁液を大量に放出させた。自分一人でやったときからは考えられない量だった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>バスルームで体を洗い合った後、冷蔵庫から缶ビールを取り出して二人はベッドに戻った。普段柾は店では酒を飲まないが、家で、風呂上りの一本だけは自分に許しているのだという。体をつなげられたことももちろんだが、柾のそんな素顔をかいま見れたことも嬉しかった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>だが、ベッドに戻ると柊太郎は沈んだ気持ちになった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>伊藤のことは、これとは別問題として残っている。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>あの夜、柾は伊藤と何をしていたのか。たった今自分にしたようなことを、伊藤にもしたのか。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「どうした？」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>黙ってビールに口をつけていた柊太郎の肩を、柾が引き寄せる。顔に出るほどだったのかと柊太郎は焦ったが、それほどならと変な勇気が出て、尋ねてみることにした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「あの……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ん？」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「前に……伊藤さんとアフターに行かれましたよね。あの時も、その……こういうことをしたんですか？」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柊太郎の質問を聞くと、柾は一瞬無表情になった。触れてはいけないことに触れてしまったのだろうか。だが、このままうやむやにしておいたほうがよかったとは思えない。好きだと打ち明けてもらえたのならなおさらだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「……まいったな」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾は額に手をあてて、首を軽く横に振った。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>次にどんな言葉が飛び出してくるのか、柊太郎は固唾を飲んで待つ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>暖かく、重みのあるものが頭の上に乗った。柾の手だった。手はくしゃくしゃと柊太郎の頭を撫でる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「俺が枕営業しないと客をキープしておけないような男に見えたのか」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「え、じゃあ……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「あいつはギリギリのところでうまく引きつけてる。手でイカせるぐらいのことはしてやったが、抱くとなったら話は別だ。……お前、なんだその顔」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>言われるまでわからなかったが、柊太郎は今度は相当、頬の緩んだ表情をしていたようだ。自分は自分で思っていた以上に喜怒哀楽が表に出やすいらしい。こと恋愛にかけては、特に。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「まぁ、手練手管ってやつだ。今度お前にも教えてやるよ」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾はもう一度柊太郎の頭をくしゃくしゃ撫でた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>その夜は柾の家に泊まった。翌朝――といってもいつも昼近いのだが、は起きるのがつらかった。初体験は思いのほか、体に負担がかかったようだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それでも柾は甘くなかった。練習時間に間に合うように柊太郎を叩き起こすと――いや、多少は甘かったかもしれない、お手製の朝食を振る舞ってくれたのだから。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柊太郎はパンと目玉焼き、サラダにヨーグルトというシンプルだが栄養のある朝食を、「よく噛んで食え」と柾に小言を言われながら頬張った。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「パンにはバターも塗れ。お前うすらでかいんだから、カロリー摂っとけ」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「柾さんだってうすらでかいじゃないですか……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「だから俺はちゃんと塗ってる。ほれ、見ろ」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾が自分のパンを持ち上げる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>食事が終わると二人は一緒に店に向かった。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>ブーティー・ギャング・ストリッパーズ＜第48話＞</title>
		<link>https://jessie.world/novel/5925</link>
		<comments>https://jessie.world/novel/5925#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 10 Nov 2014 11:00:21 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[松本梓沙]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[ノベル]]></category>
		<category><![CDATA[ブーティー・ギャング・ストリッパーズ]]></category>
		<category><![CDATA[連載小説]]></category>

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		<description><![CDATA[【連載小説】ブーティー・ギャング・ストリッパーズ＜第48話＞
※連載小説は毎日20時配信です。
＜第47話から＞
「俺は柾さんのことが……柾さん自身のことが好きなんです」
告白してしまってから、あ、と慌てる。怒りは柊太郎をやけっぱちにしていた。
だが、もう発してしまった言葉だ。今さら撤回はできないし、
こうなったら撤回するつもりもなかった。
「お前……」 
柾がきょとんとして柊太郎を見つめる。
「……それ、本当か？」
「本当ですよ！　ほら！」]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>&nbsp;</p>
<p><a href="https://jessie.world/wp-content/uploads/2013/11/1.jpg"><img class="aligncenter size-full wp-image-312" alt="リング" src="https://jessie.world/wp-content/uploads/2013/11/1.jpg" width="400" height="300" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>＜第48回＞</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>その動きごと、柾に抱かれた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ふっと体が持ち上がり、暖かい体温で包まれる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「俺も……ずっとこうしたかった……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そう呟いた柾の顔はしかし、見えなかった。柊太郎の視界に入るのは逞しい肩だけだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>抱きしめたのは表情を見られないようにするためかもしれなかった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「でも、お前には手を出さないでいようと思った。情が移るのが怖かった」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾は続ける。情が移ったらダンスの指導が甘くなるか……反対にその情を振り切ろうといっそう厳しくなるだろう。自分の性格から考えて、厳しくなるほうがあり得る話だ。そうなれば柊太郎はたぶん、つぶれるだろう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「今まで逃げてきた連中と一緒にしないで下さい」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾の胸の中で、柊太郎は毅然としてみせた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「俺はたぶん、柾さんが考えているより強いです。体育会で何年も揉まれてきましたから、多少のことじゃつぶれません」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>抱き返す腕に力をこめる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>しばし、無言の時が流れた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「……言ったな」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ククっと柾の喉が鳴る。笑ったのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「じゃあこれも……最初は痛くても我慢できるな？」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>さっきよりも少しだけ硬くなったものが、柾本人の力で押し挿れられる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「あぅっ……あ……それは、あの……もうちょっと優しく……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「もうダメだ。優しくしてやる余裕がねぇ。今のは誘ったのと同じだぞ」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「はぁんっ！」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柊太郎は柾の肩にしがみつく。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>自分では見えなかったが、柊太郎は柾を奥まですべて呑みこんだようだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾は唇を柊太郎に強く押しあてた。開いた口から強靭な蛇のような舌が出てきて、柊太郎の口の中を征服しようとする。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「あぅ……ふ……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柊太郎は受け止めるのが精一杯だった。口蓋、舌の根元、歯の付け根。ありとあらゆるところを柾の舌が辿り、それまでの柊太郎には想像もつかなかった、背徳感をともなった心地良さを教え込む。</p>
<p>「動かすぞ」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「……は……い」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>痛みは先ほどまでではなくなっていた。柾も意図したわけではなかっただろうが、挿入されたまましばらくじっとしていたのが良かったようだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>優しくしてやる余裕がないと言ったわりには、柾は最初のほうはゆっくり動いてくれた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「う……あぁんっ……はぁっ……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>直腸の粘膜を亀頭でこすり上げられるのは、体じゅうに鳥肌が立つほどの快感だった。抜かれるときには熱くなった肉を感度ごと持っていかれるようだった。そのまま何もかも奪われるのかと陶然としていると、また激しい突き上げがやって来る。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「初めてでそんなに感じるなんて、末恐ろしいな」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾は柊太郎の両足を抱えたまま、その片方の膝にキスをする。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「あっ！」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>粘膜に比べればずっと感度は低そうな膝へのキスで感じてしまったのは、キスがねっとりと蕩けるようなものだったからだろう。その唇や舌の動きに、柊太郎は単なる自分への愛情だけではない、柾のダンスへの執着を感じ取る。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>おそらく柾の膝が壊れていなかったら、こんなキスにはならなかったはずだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>キスは柊太郎の考えを肯定するように、執拗に繰り返された。何度も何度も、慎重に、丁寧に印を刻むように。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「俺が踊れなくなっても、お前はいつまでも踊ってくれ」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾が呟く。柊太郎の性感帯はその日、その瞬間から膝になった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>キスをしながらも、少しずつ柾の腰は早くなる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「あっ……い……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>体の奥から押し寄せてくる絶頂の波の気配に気づいて、柊太郎は柾にしがみついた。結合部が激しい音を立てている。怖さもあったが、与えてもらえるのなら受け止めて、感じ尽くしたい。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>息が絶え絶えになる。下半身に意識せずとも力が入る。体が上りつめていこうとしているのがわかる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「おい……っ、そんなに締めつけるな」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「えっ、あ、そん……なこと……言われても……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「あ、イク……お前の中に出すぞ……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾の眉間に皺が寄る。ぞくぞくする表情だ。その顔を柊太郎は薄目を開けてじっと見ていた。柾は柊太郎の中で果て、そのまま強く抱きしめてくれた。</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>ブーティー・ギャング・ストリッパーズ＜第47話＞</title>
		<link>https://jessie.world/novel/5916</link>
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		<pubDate>Sun, 09 Nov 2014 11:00:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[松本梓沙]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[ノベル]]></category>
		<category><![CDATA[ブーティー・ギャング・ストリッパーズ]]></category>
		<category><![CDATA[連載小説]]></category>

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		<description><![CDATA[ 【連載小説】ブーティー・ギャング・ストリッパーズ＜第47話＞
※連載小説は毎日20時配信です。
＜第46話から＞
「あ……あぁぁぁぁっ！」
　柊太郎は悲鳴をあげる。それでも柾の侵攻は止む気配がない。
「おねが……やめ……やめて……下さいっ……！」
柊太郎は懇願した。腕を頭上に上げておけと命じられたことも忘れ、柾を体ごと押し戻そうとする。
柾の体はびくともしない。
「いやぁぁぁ……！」
もがく柊太郎に、柾の黒々と磨かれた剣が突き刺されていく。]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>&nbsp;</p>
<p><a href="https://jessie.world/wp-content/uploads/2013/12/42.jpg"><img class="aligncenter size-full wp-image-478" alt="性態系" src="https://jessie.world/wp-content/uploads/2013/12/42.jpg" width="381" height="400" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>＜第47回＞</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ふと柾が止まった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ま、柾さん……？」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>半ばあきらめかけていた柊太郎は、せめて痛みに耐えようとぎゅっと閉じていた瞼を開く。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そこには、悲しみと虚ろさを薄い膜のように纏った柾がいた。柊太郎は痛みも一瞬忘れて驚く。今まで柾からこんな印象を受けたことはない。こんな弱々しさと紙一重の印象を。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「どんなにひどいことをされても俺についてくる……お前はそう言ったな」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「……言いました」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>あまりにも強かった刺激に、菊華の粘膜がどくん、どくんと脈打っているのを感じつつ、柊太郎は小さくうなずいて答える。柾は柊太郎の言動が不一致なのを責めようとしているのだろうか。だが、今の柾の醸し出す空気に、そういったとげとげしいものはなかった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「痛いだろ？　男にこんなことされていやだろ？　なぁ、俺のことを嫌いになれよ。なっちまえよ。ダンスに憧れたからって、律儀にどこまでもついてくる必要はない。今のレベルなら同じことをミシェルだって、たぶん俺より丁寧に教えてくれる」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柊太郎は黙りこんだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾の言葉の意味が、血が巡るようにじわじわと体の中を駆けていく。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>次に生じた感情は、自分でも意外だったが、怒りだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ダンスに……じゃ……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>唸るように言いながら、さっきまで柾を押し返そうとしていた腕をすっと持ち上げる。首筋を抱いて、思いきり引き寄せた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ダンスにだけ憧れたんじゃないんです」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾は、わかっていなかったのだ。柊太郎がどれほど柾のことを見つめてきたか。どれほど柾に追いつこうと、認められようとしていたか。どれほど柾に一喜一憂させられてきたか。どれほど柾のことを――好きだったか。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ただ単に、ダンスに憧れる小僧ぐらいにしか思っていなかったのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>だからこんなことで、柊太郎が柾を嫌いになると考えることができたのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>まったく、</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「なんて鈍感なんですか」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>力いっぱい抱いて、耳元で詰ってやる。先輩に言っていいことではなかったし、普段だったら絶対に言わなかっただろうが、今は、今だけは言わずにはいらなかった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「俺は柾さんのことが……柾さん自身のことが好きなんです」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>告白してしまってから、あ、と慌てる。怒りは柊太郎をやけっぱちにしていた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>だが、もう発してしまった言葉だ。今さら撤回はできないし、こうなったら撤回するつもりもなかった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「お前……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾がきょとんとして柊太郎を見つめる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「……それ、本当か？」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「本当ですよ！　ほら！」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この人は本当にどこまで……。柊太郎はみずからわずかに腰を浮かせて、途中まで差し入れられた柾自身を手に取り、自分の中に招き入れようとした。痛いが、これがいちばんの証明になるだろう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「うぅ……いたい……これで……わかってくれますか？」</p>
]]></content:encoded>
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		<title>ブーティー・ギャング・ストリッパーズ＜第46話＞</title>
		<link>https://jessie.world/novel/5906</link>
		<comments>https://jessie.world/novel/5906#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 08 Nov 2014 11:00:58 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[松本梓沙]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[ノベル]]></category>
		<category><![CDATA[ブーティー・ギャング・ストリッパーズ]]></category>
		<category><![CDATA[連載小説]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://jessie.world/?p=5906</guid>
		<description><![CDATA[【連載小説】ブーティー・ギャング・ストリッパーズ＜第46話＞
※連載小説は毎日20時配信です。
＜第45話から＞
ちらと視線を下に流すと、
股間が短パンごしにもわかるぐらい大きく盛り上がっていた。
「ここ、ヤバいことになってるぞ」
柾の膝が下からあたり、陰嚢の部分を撫でるように優しく突き上げる。
「う……あ……」
呻いたが、痛みではなく快感からだった。
「窮屈そうだな。楽になるか？」
柾が柊太郎の短パンの腰に手をかける。
「やっ、恥ずかし……」]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>&nbsp;</p>
<p><a href="https://jessie.world/wp-content/uploads/2013/12/2_661.jpg"><img class="aligncenter size-full wp-image-696" alt="JESSIE" src="https://jessie.world/wp-content/uploads/2013/12/2_661.jpg" width="400" height="284" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>＜第46話＞</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>軽く触れられただけで、その周囲がきゅっと収縮したのがわかった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>体が拒んでいるのだ。そこから異物が侵入することを。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>その反応は柾にもわかったはずだ。だが柾は意に介さない様子で指をペロリと舐めた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>湿らせた指先を蕾になすりつける。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「んふうぅ……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>何度か繰り返され、そのたびに柊太郎の臀部の筋肉が痙攣した。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「……ひゃあんっ！」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柊太郎は仰向けの姿勢のまま、飛びあがりそうになった。柾の指が入り込んできたからだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「安心しな。ほぐすぐらいのことはしてやるよ」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾は冷たい笑みを崩さないまま、中をゆっくりとかきまぜたり、指を出し入れさせたりする。太さや長さからしてたぶん人差し指か中指だろう。快か不快か自分でもまだよくわからない感覚に腰が引けていくが、柾は抱き寄せて逃がしてくれない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「は……ぁ……あん……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ジュプ、ジュプ……と卑猥な音が柊太郎の耳に届く。ついさっきまで何も知らなかったはずの壺口から立ちのぼる音だと思うと、恥ずかしさに体じゅうが熱くなる。その熱が、柊太郎をさらに感じやすくさせている。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>指は一本から二本に増えた。倍になった本数で指はさらに縦横無尽に動き、粘膜を押し広げて、柾を受け入れる準備を強制的に整えさせていく。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>少しずつ開いていく。肉体が、柾によって開かれていく。変えられていく。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「そろそろ大丈夫かな」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾は柊太郎にいちいち確認するなどとまだるっこしいことはせずに亀頭を孔にあてがった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「う……あぁ……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ず、ず……と太く、密度の高いものが体内に向けて押し上がってくる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>息が詰まるようだった。内臓を圧迫されて、肺の容量を徐々に減らされているようだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>だが、そんな悠長なことを思っていられたのはほんの少しの間だった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「い……たいっ……！」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>鈍く強い痛みが柊太郎を襲った。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「柾さん……痛い……痛い！」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>野太い鉈で体を縦にふたつに裂かれたら、それはきっとこんな痛みだろう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「あ……あぁぁぁぁっ！」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柊太郎は悲鳴をあげる。それでも柾の侵攻は止む気配がない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「おねが……やめ……やめて……下さいっ……！」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柊太郎は懇願した。腕を頭上に上げておけと命じられたことも忘れ、柾を体ごと押し戻そうとする。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾の体はびくともしない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「いやぁぁぁ……！」</p>
<p>もがく柊太郎に、柾の黒々と磨かれた剣が突き刺されていく。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>ブーティー・ギャング・ストリッパーズ＜第45話＞</title>
		<link>https://jessie.world/novel/5892</link>
		<comments>https://jessie.world/novel/5892#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 07 Nov 2014 11:00:36 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[松本梓沙]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[ノベル]]></category>
		<category><![CDATA[ブーティー・ギャング・ストリッパーズ]]></category>
		<category><![CDATA[連載小説]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://jessie.world/?p=5892</guid>
		<description><![CDATA[【連載小説】ブーティー・ギャング・ストリッパーズ＜第45話＞
※連載小説は毎日20時配信です。
＜第44話から＞
柾の指が再び両乳首に這い寄ってきた。 
「本当に感じやすいな」
柾はその芯を摘まんで指の中で躍らせる。
力を入れられるたびに、ぞわ、ぞわと鳥肌が立つ。
「……あ……あぁっ……」
さっき以上に大きな声が出る。自分がこんな声を出すなんて、意外だった。
自分の体が、こんなに反応するなんて。
腰が柾の指に合わせて、びくん、びくんと跳ね上がる。]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>＜第45回＞</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ちらと視線を下に流すと、股間が短パンごしにもわかるぐらい大きく盛り上がっていた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ここ、ヤバいことになってるぞ」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾の膝が下からあたり、陰嚢の部分を撫でるように優しく突き上げる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「う……あ……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>呻いたが、痛みではなく快感からだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「窮屈そうだな。楽になるか？」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾が柊太郎の短パンの腰に手をかける。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「やっ、恥ずかし……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ここまで来ても、いざ見られるとなると恥ずかしい。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ま、柾さん、あの……せめて……電気消して……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「甘えんな」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾はばさりと却下し、容赦なく下着ごと短パンを下ろした。ぼろんと音が立ちそうな勢いで、硬くそそり立ったものが顔を出す。それは煌々と輝く天井のライトに照らし出された。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「かわいげのあることを言っていても、こっちは立派なもんだな」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>見られることで過敏になっていたそれの先端に触れられ、柊太郎は背中を大きく反らせる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「はぁんっ！」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>その程度では柾は許してくれなかった。先からこぼれ落ちた淫液を亀頭全体になすりつけ、柊太郎の快楽を弄ぶ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ちょ……柾さん、そんなこと……したら……あぅ……っ」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「こんなことをしたら……何だ？」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾は今度は亀頭からカリの部分を指の腹で絶妙に刺激しながら、しごき始めた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「だ、だめ……っ！」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>上げていた腕を思わず下ろそうとしたが、柾に睨みつけられてあきらめる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>その恐ろしささえ、何ともいえず甘美な気がした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「あ……あん……あ……はぁ……っ」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾は柊太郎の感じる場所を的確に責めてくる。リズムをつけて、親指で弾いたかと思えば今度は人差し指でと、巧妙だった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「あん……柾さん、俺、俺……もう……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>イキそうです、と言いかけた瞬間に柾の手が止まった。スイッチをオフにしたかのように、ぴたりと。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>呆気にとられて柊太郎は柾を見やる。その目にはたぶん恨めしそうな光が宿っていたに違いなかった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「先輩より早くイク奴がいるか」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾はまずはＴシャツを、続けて短パンを脱ぐ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>鍛え抜かれた体の中心に柊太郎以上に滾ったものがぎらついていた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「す、すみません……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>言われてみればそれはそうだ。柊太郎はまだ少し呆然としたままの頭で、「そこ」へ向けて起き上がろうとする。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>口で奉仕するつもりだった。「テスト」を受けた日のように。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「そういうことじゃねぇよ」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾は起き上がりかけた柊太郎を押し倒し、その上にのしかかる。そして、</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ここまで来たら……こっちに決まってんだろ」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「……ひゃっ……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>硬く閉じられている柊太郎の尻の蕾を指先で撫でた。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>ブーティー・ギャング・ストリッパーズ＜第44話＞</title>
		<link>https://jessie.world/novel/5882</link>
		<comments>https://jessie.world/novel/5882#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 06 Nov 2014 11:00:23 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[松本梓沙]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[ノベル]]></category>
		<category><![CDATA[ブーティー・ギャング・ストリッパーズ]]></category>
		<category><![CDATA[連載小説]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://jessie.world/?p=5882</guid>
		<description><![CDATA[【連載小説】ブーティー・ギャング・ストリッパーズ＜第44話＞
※連載小説は毎日20時配信です。
＜第43話から＞
次の瞬間、体がふわりと宙に浮く。
小さくもなければ軽くもない自分の体を、柾は軽々と持ち上げたのだ。
そのままベッドに運んでいく。一連の動作はあまりにも素早くて、滑らかで、
「ちょ、柾さん何を……？」
柊太郎がもがいたのは、ベッドに仰向けにされてからだった。
「お前、男と寝たことはないって言ってたよな？」]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>&nbsp;</p>
<p><a href="https://jessie.world/wp-content/uploads/2013/12/00.jpg"><img class="aligncenter size-full wp-image-549" alt="BL" src="https://jessie.world/wp-content/uploads/2013/12/00.jpg" width="492" height="331" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>＜第44話＞</strong></p>
<p><strong></strong><strong> </strong></p>
<p>浅黒い肌に残忍そうな笑みがひどく似合っていた。ぞっとすると同時に、性的としかいえない、かすかに甘さを帯びた強い痺れが体に広がっていく。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ひどいことをされてもついていくと言ったな。なら、されてみろ」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾は柊太郎のタンクトップがめくり上げた。腹部から胸部にかけてが剥き出しになる。さっきシャワーを浴びてから体全体に吹きかけた制汗剤の匂いが煽られて鼻に届いた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ちょ……柾さん……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>このときが訪れるのを、まったく期待していなかったといえば嘘になる。だがそれはいつか遠い未来に訪れるもので、もっとゆっくり時間をかけて至るべきところだと思っていた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「……んぁっ！」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>突然乳首を摘ままれて、柊太郎は声をあげた。軽くではあったものの、いきなりそんなことをされてはたまらなかった。自分で触ったことはなかったが、そこが神経の集中する、感じやすいところだとはわかっている。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「こんなに敏感な体で、よく『ひどいことをされても』なんて言えたもんだ」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「んんっ！」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾は片手で乳首を弄りながら、舌先でもう一方の乳首をペロリと舐めた。これまで人生の中で味わったことのない感触に、柊太郎は体をのけぞらせる。気持ちいいのか、気持ち悪いのかよくわからない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>とっさに柾を突き放そうとする。だが、</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「動くな」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>低い声で命じられて、動きをぴたりと止めた。止まってしまった、というべきか。これまで練習で柾に従い続けてきたことが、体に染みついている。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「従順だな」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾は鼻で笑った。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「動くな。腕は頭の上に置いておけ。両腕ともだ」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「……はい」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柊太郎は逆らわずに、両腕を頭上にあげる。不安だったが、柾に対する恐れの感覚が骨の髄にまでこびりついている。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>自分以上に長身の柾のベッドとはいっても、腕を伸ばして上げられるほどの余裕はなかったので肘は折っていた。そういえば二丁目の本屋で、こんなポーズをしたモデルが写った誘うゲイ雑誌の表紙を見たことがある。つまりこれは煽情的な、誘いをかけるポーズということだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そんな姿を、柾にじっと見下されている。それだけで下半身がおかしな熱を帯びてくる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾の指が再び両乳首に這い寄ってきた。少し撫でられただけで硬い芯ができたのが、自分でもわかる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「本当に感じやすいな」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾はその芯を摘まんで指の中で躍らせる。力を入れられるたびに、ぞわ、ぞわと鳥肌が立つ。まるで機械でも操作されているように、たやすくそうなってしまう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「……あ……あぁっ……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>さっき以上に大きな声が出る。自分がこんな声を出すなんて、意外だった。自分の体が、こんなに反応するなんて。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>腰が柾の指に合わせて、びくん、びくんと跳ね上がる。</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://jessie.world/novel/5882/feed</wfw:commentRss>
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		</item>
		<item>
		<title>ブーティー・ギャング・ストリッパーズ＜第43話＞</title>
		<link>https://jessie.world/novel/5873</link>
		<comments>https://jessie.world/novel/5873#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 05 Nov 2014 11:00:29 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[松本梓沙]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[ノベル]]></category>
		<category><![CDATA[ブーティー・ギャング・ストリッパーズ]]></category>
		<category><![CDATA[連載小説]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://jessie.world/?p=5873</guid>
		<description><![CDATA[【連載小説】ブーティー・ギャング・ストリッパーズ＜第42話＞
※連載小説は毎日20時配信です。
＜第42話から＞
「俺はいつまで踊れるかわからない焦りで、
ときどき……いや、しょっちゅうだな、新人に厳しく当たるようになった」 
柊太郎はカップの淵を見つめながら続ける。
柊太郎の脳裏に、数ヶ月前の出来事がよみがえる。
店から飛び出した柊太郎を迎えに来てくれた日、てまりは言っていた。
――柾さんは最近、新人に厳しすぎる。前はこんなことあり得なかった。]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>&nbsp;</p>
<p><a href="https://jessie.world/wp-content/uploads/2013/11/114.jpg"><img class="aligncenter size-full wp-image-363" alt="Rizu" src="https://jessie.world/wp-content/uploads/2013/11/114.jpg" width="283" height="400" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>＜第43話＞</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>（そういうことだったのか……）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柊太郎は返事もできず、柾を見上げることもできず、自分もカップの淵を見つめた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「お前に聞いておきたいことがある」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>半ば呆然としていた柊太郎は、柾の鋭い声に慌てて顔を上げた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「お前は今まで、何だかんだで俺についてきてくれた。そこは感謝している。だが、俺はもしかしたらこれから、今まで以上に厳しく当たったり、ときには理不尽なことを言うようになったりするかもしれない。何しろ、俺は今焦っているからな」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾は言葉とは裏腹に、喋りながら胸を張っていった。焦っているという表現や、実際のその気持ちに負けまいとしているのかもしれない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「そのうちに、お前を壊してしまうようなこともしてしまうかもしれない。お前が完全に自信を失って立ち直れなくなるようなことも。だから俺は今、ミシェルか他の誰かにお前を預けるつもりだ。少し前から決めていたことだ。異存はないな？」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「そんな……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柊太郎は絶句した。「聞きたい」と言ったくせに、それはほぼ断言であり、決定事項の通達だった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>少し前から決めていた……それで柾は、柊太郎に距離と距離を置くような態度をとっていたのか。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「お前にとっても悪い話ではないはずだ。現にお前はここ最近、俺の言動に振り回されていただろうからな」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「そんなことありません！」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>とっさに答えたが、嘘だった。嘘だったが、貫き通すつもりだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「俺は柾さんに憧れてダンスを始めました。だから何があっても……その、最後まで……柾さんに教わりたいです……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「最後」と口にするのを一瞬ためらう。が、言った。それが事実だというのなら、受け入れなければならない。</p>
<p>柾の目がすぅと細められる。周囲の気温が下がったように感じられた。心の内側の襞まで値踏みされるような、冷たく、酷薄な目。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それでも柊太郎は続けた。ここで、食らいつかなければ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「今までのことを感謝していると言って下さるのなら、どんなにひどいことをされても、それだけで俺はこれからも柾さんについていけます。だから……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ひどいことをされても……か」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾が静かにソファと立ち上がる。ゆらりと陽炎が立ち上ったかのような長身に、柊太郎ははっとした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「俺はお前をつぶすぞ」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾は柊太郎の横に歩いてきた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>次の瞬間、体がふわりと宙に浮く。小さくもなければ軽くもない自分の体を、柾は軽々と持ち上げたのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そのままベッドに運んでいく。一連の動作はあまりにも素早くて、滑らかで、</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「ちょ、柾さん何を……？」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柊太郎がもがいたのは、ベッドに仰向けにされてからだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「お前、男と寝たことはないって言ってたよな？」</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://jessie.world/novel/5873/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>ブーティー・ギャング・ストリッパーズ＜第42話＞</title>
		<link>https://jessie.world/novel/5860</link>
		<comments>https://jessie.world/novel/5860#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 04 Nov 2014 11:00:26 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[松本梓沙]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[ノベル]]></category>
		<category><![CDATA[ブーティー・ギャング・ストリッパーズ]]></category>
		<category><![CDATA[連載小説]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://jessie.world/?p=5860</guid>
		<description><![CDATA[【連載小説】ブーティー・ギャング・ストリッパーズ＜第42話＞
※連載小説は毎日20時配信です。
＜第41話から＞
自動ドアを開けてエレベータに乗る。柾の部屋は八階にあった。
ドアのチャイムを鳴らすと、部屋着姿の柾が出てきた。
部屋着といっても、普段着ている練習着と同じだ。兼用しているのだろうか。
（そんなこと考えてる場合じゃないだろ、俺……）
俺は怒られに来たんだ。怒られる程度じゃ済まないかもしれない。
最悪の事態――クビを宣告される可能性だって低くはない。
低くはないどころか、かなり高いだろう。]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>&nbsp;</p>
<p><a href="https://jessie.world/wp-content/uploads/2013/12/2_70.jpg"><img class="aligncenter size-full wp-image-679" alt="JESSIE" src="https://jessie.world/wp-content/uploads/2013/12/2_70.jpg" width="400" height="266" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>＜第42話＞</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>数分もせずに柾は湯気の立つマグカップを二つ持ってキッチンから出てきた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>カップをテーブルに置き、柊太郎の正面のソファに掛ける。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>二人はしばらく無言で向き合った。テレビもなければ、音楽がかかっているわけでもない。八階では外のざわめきも届かない。壁が分厚いのか、夜遅いせいか、隣人たちの生活音も漏れてこない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>聞こえるのは自分と柾の息づかいだけだった。自分の息はやけに早く、浅くなっているのに比べて、柾はいつも通りだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>コーヒーに口をつける気にはなれなかった。柾がそうしようとしなかったからだ。柾は背筋はしっかり伸ばしながらも、視線はわずかに落として、カップの淵あたりを見つめていた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「あの……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>無音に耐え兼ねて柊太郎が声を出したのと、柾がこう言ったのは同時だった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「お前に伝えておきたいことがある」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾は柊太郎をじっと見つめていた。その目には、今までのような厳しさだけではない、何か訴えかけようとするような、たぶん、切実さと呼べるものが宿っていた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柊太郎の頭にまず最初に伊藤の像が浮かんだが、すぐにそれを消す。違う。柾は伊藤のことを話そうとしているのではない。直感でわかった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>長い時間が流れた、気がした。柊太郎はその間ずっと息を詰めていた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「……誰にも言っていないが、去年、公演中に膝を壊した」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>やがて、柾は独り言のように言った。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「正直に言って、あとどのぐらい踊れるか……あのステージに立っていられるか、わからない」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「柾さんが……ステージに……」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>立てなくなる？</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>唖然とした。伊藤のことも忘れた。クビを宣告されるかもしれないという不安も忘れた。ただ、柾の言ったことが信じられなかった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柾のいないステージなんて想像できない。ステージだけではない。店も、控室も、そしてVIPルームも、指導される自分自身も。それだったら、最初からそんなものはなかったのだといわれたほうがまだすんなりと入ってくる気がする。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「俺はいつまで踊れるかわからない焦りで、ときどき……いや、しょっちゅうだな、新人に厳しく当たるようになった」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柊太郎はカップの淵を見つめながら続ける。その目からは力こそ失われていなかったが、きっとカップの淵など目に入っていなかっただろう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>柊太郎の脳裏に、数ヶ月前の出来事がよみがえる。店から飛び出した柊太郎を迎えに来てくれた日、てまりは言っていた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>――柾さんは最近、新人に厳しすぎる。前はこんなことあり得なかった。</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://jessie.world/novel/5860/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>ブーティー・ギャング・ストリッパーズ＜第41話＞</title>
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		<pubDate>Mon, 03 Nov 2014 11:00:35 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[松本梓沙]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[ノベル]]></category>
		<category><![CDATA[ブーティー・ギャング・ストリッパーズ]]></category>
		<category><![CDATA[連載小説]]></category>

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		<description><![CDATA[ JESSIE
【連載小説】ブーティー・ギャング・ストリッパーズ＜第41話＞
※連載小説は毎日20時配信です。
＜第40話から＞
「お前は俺たちの看板に泥を塗るつもりか？　
今の自分がどれほどひどい有様かわかっているのか？」
怒りは熱さを通り越して冷えきっていた。
そこに晒された柊太郎は鳥肌こそ立たないものの、
皮膚や肉どころか骨まで凍りつくような錯覚に襲われた。
「寮で待機していろ。全部終わったら連絡する」
　柾は柊太郎を睨みつけた。見つめられたところから青白く凍てつく炎があがりそうな強いまなざし。
「……わかりました」
柊太郎はもう、どうしたらいいのかわからなかった。]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p align="left">
<p align="left"><a href="https://jessie.world/wp-content/uploads/2013/12/12.jpg"><img class="aligncenter size-full wp-image-466" alt="セクハラ" src="https://jessie.world/wp-content/uploads/2013/12/12.jpg" width="266" height="400" /></a></p>
<p align="left">
<p align="left"><strong>＜第41話＞</strong></p>
<p align="left">
<p align="left"><strong></strong>店の閉店時間になっても、てまりは部屋に戻ってこなかった。</p>
<p align="left">
<p align="left">柾に寮で待機を命じられたことを知って、気を使ってどこかで時間を潰してくれているのかもしれないし、アフターで客と食事や飲みに行っているのかもしれない。</p>
<p align="left">
<p align="left">閉店時間から一時間半ほど経って、柾から電話があった。自分の部屋で待っているから来いという。</p>
<p align="left">
<p align="left">もとより何があってもすぐに動けるようにしていた柊太郎は、支度することもほとんどなく部屋を出た。</p>
<p align="left">
<p align="left">柾の部屋は、柊太郎とてまりが住むマンションから徒歩五分ほどのところにあった。玄関までオートロックで、自分たちのマンションからしてみればずいぶん贅沢に思える。その建物に柾の部屋があることは知っていたが、訪れるのは初めてだった。玄関の暗証番号と部屋番号は、電話の後すぐに届いたメールで教えてもらった。</p>
<p align="left">
<p align="left">自動ドアを開けてエレベータに乗る。柾の部屋は八階にあった。</p>
<p align="left">
<p align="left">ドアのチャイムを鳴らすと、部屋着姿の柾が出てきた。部屋着といっても、普段着ている練習着と同じだ。兼用しているのだろうか。だが、見慣れているはずの姿なのに、柾の自室という空間にはまると、その姿が新鮮に見えて胸が高鳴ってしまうから不思議だ。</p>
<p align="left">
<p align="left">（そんなこと考えてる場合じゃないだろ、俺……）</p>
<p align="left">
<p align="left">俺は怒られに来たんだ。怒られる程度じゃ済まないかもしれない。最悪の事態――クビを宣告される可能性だって低くはない。低くはないどころか、かなり高いだろう。</p>
<p align="left">
<p align="left">おそらく、少しずつじわじわと、柾は柊太郎に絶望していったに違いない。そして今日、ぎりぎりつながっていた柊太郎の首の皮は、たぶん落ちた。</p>
<p align="left">
<p align="left">「上がれ」</p>
<p align="left">
<p align="left">　柾の声も表情も、予想していたより穏やかだった。だがもしかしたらこれは、怒りの嵐がすべてを薙ぎ払っていった後の穏やかさなのかもしれない。</p>
<p align="left">
<p align="left">部屋は広いワンルームだった。同じワンルームでも、自分とてまりが住む部屋の二倍はある。家具は少なく、ベッドやソファ、大きめの鏡や小ぶりなオーディオセットなど必要最小限のものしかなかった。テレビはない。脇にキッチンがあったが、仕切りで隠されていて何があるのか、どうなっているのかよく見えなかった。</p>
<p align="left">
<p align="left">「座ってろ」と促されるままに、部屋の真ん中に置かれたソファに座る。ソファは一人掛け用のものがひとつと二人掛け用がひとつあって、間には木製のローテーブルが置かれていた。柊太郎は一人掛け用のほうを選んだ。</p>
<p align="left">
<p align="left">「コーヒーでいいか」</p>
<p align="left">
<p align="left">　柊太郎の返事など待たずに、柾はキッチンに入っていった。</p>
<p align="left">
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