AV業界、現場裏話！　一流男優の勃起力とは!?　＜中編＞

 

AV男優の役割は「女優の引き立て役」。一流男優は、様々な「引き出し」を持っている人

 

私、AV女優時代に、よくこんなことを思っていました。

 

「この人がもっと攻めてくれたら、もっとリアクション取れるのに……。もっと気持ちよくなれるのに……」

 

「これ位の攻めで、私が激しいリアクションしたら、私、バカみたいだし」とか。

 

はたまた、「もうちょっとで絶頂なのに、なんでここで体位変えるかな!?　アホか!!」とか（笑）

 

AV男優とは、あくまでも女優さんを引き立て役。つまり、女優さんのリアクションを引き出す存在なんです。

 

色白の女優さんを引き立てる為に、昔の男優さんって肌の色が黒い人が多かったんですよ。

 

そして、見ていて思うのは、心が折れたら絶対無理なんだろうなあってこと。だってさ、女優って、自分のタイプの子ばかりじゃあないんだよ。

 

っと言えば、可愛い巨乳の若い子ばかりが揃っているわけじゃない。

 

確かに、以前よりは、ずっと可愛い子だらけになってきたけどさ。

 

でも、ブスとか、デブとか、おばちゃんとかさ、そういう人もいるワケです。いろんな作品があって、いろんな需要と供給がある世界なので。

 

もし私が男優だったら、「今日、絶対勃たないな」って思うこと、たくさんあったもん。

 

相手の女の子と、「なんか合わない」「態度が悪い」とか、そういったことだけではなく、自分のコンディションだって、いつも順調なわけじゃあないし……。

 

女優は最悪ローション塗って、足開けば、なんとかごまかせるけどさ。

 

男優さんって、とりあえず、勃起させないと駄目じゃない？

 

このデジモとか、薄めのモザイクの時代にさ。勃ってないと、絶対バレるもん（笑）。

 

 

勃たせることにプライドをかける一流男優の陰の努力とは!?

 

ある一流男優のKさんなんて、勃たない時は、「俺は今、戦場にいて、今、流れ球に当たったら死んでしまう！　その前に子種を～～～ッ」って真剣に妄想するって言ってたことがあったな。

 

でも、よくよく考えると、それって最早、女の子関係ないじゃん、オナニーじゃんって思った事がある。

 

私がデビューした14年前は、男優さんになるのに、最低３年～４年、汁男優をしてからってのが普通だった気がします。

 

私が知っている男優昇格の最短記録は、半年間のS君かなあ……。

 

すっごく自信家だったから、そういう気持ちの強さって、絶対必要な仕事なんだと思う。

 

だって以前、汁男優グループにインタビューする現場で、「勃たないなって思った時どうしますか？」って質問をしたことがあったのね。そうしたら、30人いた万年汁男優グループの全員が「諦める」って言ったからね。

 

「だから駄目なんじゃあー!!　お前らが諦めるから現場が終わらないんじゃーー！」って怒鳴ってしまったもの。

 

そんな汁男優さんたちに対し、一流男優たちは、「現場をポジティブにアクティブに楽しむ」ことすらできるのです。

 

＜次回＞は、そんな「一流男優が生み出した珍妙な体位や発射について」を書いてみたいと思います。お楽しみに！

 

 

 

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