現役風俗嬢作家、筆を握り、ペニスを握り… <第4回>

2014-10-22 16:00 配信 / 閲覧回数 : 1,124 / 提供 : 櫻井千姫 / タグ : 家出 援助交際 現役風俗嬢


 

”悪い女”になりたかった家出少女時代

 

15才の少女だったあたしが、当時は18才未満も出入り自由だった出会い系サイトにハマり、エンコーにハマり、そして家出!! したところまで、前回お話しました。

 

15才が家出したからって、生きていく術を何ひとつ持っていないですし、未成年なのでマトモなところで働いたり部屋を借りたりなんてできませんから、ここでやはり、出会い系サイトが役立つわけですヨ。

 

家出直後は、出会い系サイトで知り合った彼氏の元に転がり込み、エンコーで生計を立てるという、家出少女にありがちな生活をしていました。

 

ちなみに、当時の彼氏との関係を今振り返ってみても、単に宿目当てで別に好きでもなんでもない!! ちょっと人のいい男と見れば彼の人の良さにつけ込み、さんざん迷惑かけまくるという、かつてイメージしていたヤリマン的生き方を、自分なりに実践してたんですね。

 

学校で孤立していたため自己評価低かったですから、自分を好きになってくれる相手を振り回し、エンコーで男からお金をむしり取る……”悪い女”になることで、自分のレベルが上がったと思いたかったんだろうなぁ。

 

しかし、そんなスリリングでハードな家出生活に、すぐ疲れてしまいました。

 

エンコーに欠かせなくて、自分に決定的に足りなかったもの

 

というのも、個人売春は交渉力が必要不可欠です。世は長引く不況で、遊び人な殿方の財布の紐は固くばかり。そんな彼らに気持ちよくお金を払ってもらうには、それなりの駆け引きやテクニックがいる。

 

そもそも、細かい駆け引きがニガテで、学校というリアルな人間関係の場から出会い系サイトへ逃げ込んだあたしに、そんなものはありゃしません。ろくなコミュニケーション能力もなく、プライドばっかり高いので、上手に下手に出たり、媚びを売ったりなんて、本当にできない。

 

思うようにお金が手に入らず、悔しい思いをしたことも少なくなかったのです。

 

なので、このまま1人でエンコーを続けるより、どこかの風俗店に雇ってもらったほうが楽なんじゃないのか? そうすれば、お客さんを見つけることも、お客さんとの交渉も、すべてお店がやってくれるんだし。

 

もちろん、法律で18才未満は働けないのは知ってるけれど、未成年でも使ってくれるアンダーグラウンドな風俗ってないのかなぁ、と考えだしたんです。

 

JESSIE

 

エンコーギャルの聖地、渋谷で見つけたアヤし過ぎるアレ!!

 

そんな矢先、エンコーギャルが集まっていると言われる渋谷、109のB1のトイレに入っていたら、便座に手のひらサイズの小さなチラシが貼ってあるのを見つけました。

 

かわいらしいカラフルな丸文字で『女の子だけのお店だよ♪ 誰にでもできるお仕事、1日でビックリ5万円以上!!』なんてあるものですから、「これこれ、これだよー!!」と1人ガッツポーズ(笑)。

 

もちろん、何がなんだかわからず、こういった世界に入ってしまう女の子もたくさんいるのでしょうが、既にエンコーしていたあたしにはその文字の意味するところが、ちゃんとわかっていました。

 

騙されたわけでもつけ込まれたわけでもなく、確信犯的に違法風俗の世界に入っていったのです。

 

 




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