AV女優になった私の生い立ち、母との確執、そして心の傷…(2)

2014-11-10 16:00 配信 / 閲覧回数 : 3,927 / 提供 : 早乙女ありさ / タグ : AV女優 半生 性風俗


 

世間体を気にする母と思春期になった私の激しい衝突

 

世間体を気にし、周りの目を気にする母は、私が母の気に入らないことをすると、とたんに不満顔…。イヤミを言われたり、叱られたりするだけではなく、手を挙げられることも頻繁でした。

 

顔を叩かれたり、頭叩かれたりするのはもはや日常茶飯事。酷く叩かれて時には鼻血を出すことも…。

 

これ、幼稚園の頃ですよ。

 

3歳から15歳までピアノを習ってたんですが、その練習時もスパルタでした。ちなみに、母親自身は音符も読めないし、歌も天と地がひっくり返るほどの音痴なんですよね。なのに、私がちょっとつまずくと、鬼の形相で椅子から無理やり下ろして、髪の毛をつかんで床を引き連りまわすんです。

 

これはね、さすがに妹からも「ママやめてあげてー!! お姉ちゃんがかわいそう!」と言われるくらいでしたね。ピアノの練習はすごくイヤだったけど、絶対音感もついたし、所見で楽譜読んで弾くこともできるようになったし、今振り返ると習わせてもらっていた事には感謝ですね。

 

母からはとにかく抑圧され、過度に干渉されていたため、私は自分というものを押し殺しながら生きていました。小学生、中学年の頃から、「私が自殺したら、ママ、少しは悲しんでくれるのかな~?」とか思ってたし…。もう、ほんと暗いですよね(笑)。

 

JESSIE

 

小学6年生で初めての家出

 

そんな風に小さい頃は、母に抑圧され、自分を押し殺して暮らしてきましたが、小学校も高学年になってくると、思春期に入ってきます。すると、やってくるのが反抗期! 私も、母親への反発心が出てきました。

 

しかも、今までの押さえつけられていたことの反動なのか、私は母とものすごく衝突するようになったのです。

 

高学年になると、一般的な女子と同じように、私にも好きなアイドルが出てきました。友達と一緒に、アイドル雑誌を読むのが何よりもの楽しみ。少ないお小遣いの中からお小遣いで、今はなき『明星』や『平凡』を買って、「〇〇君、かっこいいな~」、「〇〇ちゃんって、可愛いな~」と、アイドルのグラビアやポスターをしょっちゅう見ていたんです。

 

しかし、こんな他愛もない行為も母には許せないんですよね。「何、そんな人の顔ばっかり見てるの? 気持ち悪い。人の顔に興味なんか持たないで勉強しなさいよ!」って…。怒られて取り上げられちゃいました。

 

アイドルに憧れてもいけないの? 私、そんないけないことしてるのかな?

 

そんな風に思った私は、寒い寒い真冬の日の夜、初めての家出をしました。小学6年生のことでした。

 




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