SEXのプロたちによる“おもてなし”にドキドキ!!<前編>
モテの気分を味わいたいなら「乙女ゲーム」? それとも…!?
つい先日、女友達から勧められ、初めて『乙女ゲーム』というものに挑戦してみた。優しいお兄さん系から、知的でクールな眼鏡男子、甘え上手な年下クンといった、数人のキャラクターの中から、本命を選び、その相手との恋愛を発展させ成功させるのがそのゲームの目的だが、しかし、その本命以外のキャラクターも、何かにつけて口説いてくるので、とにかく“モテ”ている気分を味わうことが出来る。
いくらモテているからといっても、あまり八方美人になりすぎると、ノーマルエンドと呼ばれる、誰とも結ばれずに終わる結末になってしまうのだが、しかし、全キャラクターが、とにかく優しく気遣い、かつ、ちやほやしてくれるのだから、「そっちもいいかも……」と目移りしてしまうし、中には強引なタイプのキャラもいて、情熱的に奪い取ろうとさえしてくれるのだからたまらない。「これはハマる人はハマるわ……」と思った次第であった。
5人の男が1 人の女を奪い合う!!
嵐山みちる監督による『劇場版』もこの“モテ”の気分を十分に味わえる作品である。もともとは、女性向けアダルトビデオ『GOSSIP BOYS』(eSレーベル)として制作され、すでにエピソード3までが発売されている。それをダイジェスト版に再編集し、さらに新規に撮影した分を加えたのが『劇場版GOSSIP BOYS』という映像作品だが、すべてに一貫しているのは、しみけん、黒田悠斗、森林原人、ぽこっしー、藍井優太という5人のAV男優たちが、ゲストマドンナと呼ばれるひとりの女性を、心身ともに“オモテナシ”するというコンセプト。
女を知り尽くしたプロのAV男優たちが、全力で“オモテナシ”をするというのだから、否応なしにその内容に期待してしまうところであるが、その予想は始まってすぐに裏切られることになる。
人気AV男優たち(左から黒田悠斗、しみけん、藍井優太 、ぽこっしー、森林原人)
綺麗な夜景の望める高層ホテル、そこまではいい。しかし、テーブルの上に並んでいるのは、缶ビールにパックに入ったままの苺、スーパーのお菓子。場を盛り上げるべく行われるのはトランプ大会と裸踊り。そこに、女を“キュン”とさせる非日常感はゼロである。実はAV男優はセックスのプロであって、女を口説くプロではないことに、そこで気づかされる。お前らボンクラだったのか!
森林原人さんの勝負服のアピールポイントは「縞のジャケットに縞のシャツ」。レベルが高すぎる!
しかし、“オモテナシ”という使命を負った GOSSIP BOYSの面々のいいところは、屈託がないところである。乙女ゲームのキャラクターたちのように、カンペキではないけれど、それは、イコール、テンプレートではないということで、目の前のゲストマドンナが「何が好きで、どうしたら喜ぶのか」を模索し、自分たちなりの“オモテナシ”を通して、ゲストマドンナとのコミュニケーションを図ろうとするその姿を見ていると、エスコートされる立場のゲストマドンナにしても、ただ受け身なばかりではなく、場に楽しんで参加することが大切ではないか、と思えてくる。
どちらがどちらに与えるばかりではなく、一緒にエンジョイする、それこそが、男女のコミュニケーションで大切なことで、その姿勢があってこそ、セックスを互いに楽しめる。これは、まさに「楽しいセックス(enjoysex)」を提唱するeSレーベルのコンセプト通りだ。
<後編に続く>
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