シリーズ「叫び」エピソード4 アンダー〜第9話〜

2015-09-12 20:00 配信 / 閲覧回数 : 4,087 / 提供 : ヴィクトリカ・ゾエ・キレーヌ / タグ : アンダー 連載小説 <叫び>


 

JESSIE

 

<第9回>

 

だからね、金持ち見つけて結婚するしかなくて、そうすれば美弥にだって楽をさせてやれる。今の仕事してりゃあ、そういう金持ちと出会える可能性もあるんだよ。それが、職業訓練だの就職活動だのより、遥かに手っ取り早いのに、善意ある大人はそういうこと全然わかんないんだよ!!」

 

「わかってないのはお母さんじゃん!!」

 

両肩を握る手を振り払って立ち上がった。

 

さっきまですごい力をあたしの肩に伝えていた手は、驚くほどあっさり離れて、お母さんはまさか歯向かわれるなんて思ってなかったんだう、立ち上がったあたしをぽかんと見つめていた。

 

さっきまであたしの肩を掴んでいた手は、いつのまにかすっかり痩せて、骨ばってた。

 

「お母さんはいつもあたしのためにやってる、あたしのために体売ってるって言うけど、そんなの嘘でしょう? 本当はただ、楽してるだけ。楽な道に逃げてるだけ。売春っていう袋小路に逃げ込んでるだけなんだよ!!」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

もうほとんど痛みの感覚すらも失われてしまったお尻を、成木さんはぺちぺち叩き出した。

 

さっきよりもずっと弱弱しい叩き方で、たぶん自分を慰めるのに精いっぱいで、そこまで意識が回らないんだと思う。

 

「ハハ、ひでぇ尻だな……。いいザマだ……。この汚いメスブタが……」

 

なんて、肉が裂けたと思われるところに爪をめり込ませてきて、さすがに悲鳴が出た。

 

あたしが苦しがれば苦しがるほど興奮は上り詰めていくらしく、加速度的に息が荒くなっていく。

 

 



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