痩せたい人、必見!! ストレッチが身体に与える5つの嬉しい効果とは!?<3>
前回、ストレッチの2つの効果をご紹介しました。今回は、残りの3つの効果をご紹介します。
■3 肩こり・腰痛が改善する
ある調査では、日本人の約6割が肩こりを感じているそうです。腰痛に至っては、なんと日本人の8割もの人が経験ありとのこと。
あなたやあなたのパートナーも、肩こりや腰痛に悩まされているかもしれませんね。
ストレッチをして体が柔らかくなると、肩こり・腰痛が改善することも。
実は、筋肉の柔軟性がないことで姿勢が悪くなり、肩こりや腰痛の原因となっていることが非常に多いのです。
例を挙げると、「大胸筋」という胸の前側にある大きな筋肉。猫背の人は、この大胸筋が常に縮んでしまっています。
すると肩が前に出てきてしまい、肩から首の後ろ側にある筋肉が常に伸びきってしまっている状態に。この、筋肉が伸びきってしまっている状態が肩こりの正体なのです。猫背から肩こりが来ている人は、大胸筋を伸ばすことで軽減します。
また、腰痛の原因で多いとされている「筋・筋膜性腰痛」も、姿勢が原因であることが多いです。
腰痛の原因となりやすい姿勢は、「反り腰」。太ももの前側にある「大腿直筋」や「腸骨筋」「大腰筋」といった筋肉が硬くなっていると、「反り腰」の姿勢となり、腰痛を引き起こしてしまうのです。
ストレッチをして筋肉を伸ばし姿勢が改善されることで、肩こりや腰痛といった慢性的な苦痛を取り除くことができます。
■4 リラックス効果
ストレッチを行う際の注意点は、呼吸を止めないことです。呼吸を止めながら行うと無駄な力が入ってしまい、筋肉が伸びにくい原因に。逆に、深くゆっくりとした呼吸をしながら行うことで、筋肉自体がリラックスして伸びやすく、効果的なストレッチをすることができます。
深くゆっくりとした呼吸は、副交感神経を活性化します。
人間の体には内臓の動きや血管の伸び縮みを司る自律神経、「交感神経」と「副交感神経」が存在します。「交感神経」は闘争の神経、副交感神経は休息の神経といわれています。
仕事など活動的に動きたいときは「交感神経」が優位に働き、リラックスして休みたいときには「副交感神経」が優位に働く、というのが本来のあり方。心と体をリラックスさせたり穏やかな睡眠をとったりするためには、副交感神経が働くことが必要なのです。
しかし現代人は、明るいライトに囲まれた生活やテレビ、パソコンやスマホなどの影響で、副交感神経が働かず、寝ても疲れが取れなかったり、眠りが浅かったり。自律神経のバランスが乱れている状態なのです。
深い呼吸とともにストレッチをすることで副交感神経が活性化すると、体がリラックスして効果的な休息が取れる、質の良い睡眠を得られる、などのメリットがあります。
■ 5 太りにくい体を作ることができる!?
最新の研究では、ストレッチをすることで血糖値を下げる効果がある、という説が出てきています。最近話題の「糖質制限ダイエット」に通じるものがあります。
ご飯やパン、砂糖などの糖質を取ると、血液中の糖の値、すなわち血糖値が急激に上昇します。
すると、血糖値を下げる効果のある、インスリンというホルモンが膵臓から分泌されます。このインスリン、血糖値を下げるだけでなく、糖質を脂肪に変えて体内に貯め込むという、あまり嬉しくない作用もあるんですね。
このインスリンの分泌を控えるため、血糖値を急激に上げるものを食べないようにしましょう、というのが「糖質制限ダイエット」のメカニズムです。
血中の糖は、筋肉や肝臓に取り込まれ、貯蔵されています。そして、運動などでエネルギーが必要になると、貯蔵されているグリコーゲンが使われてエネルギーを産み出し、体が動くのです。糖が素早く筋肉や肝臓に取り込まれれば、インスリンの分泌を最小限に防ぐことができます。
最新の研究では、ストレッチによる筋肉への刺激が、糖の取り込みを促進するということが言われています。
ということは、ストレッチをすることによって糖が脂肪になるのを防いでくれる、という効果があることになります。
今までは「ストレッチでは痩せない!」ということが定説だったのですが、この研究結果が本当であれば、ストレッチをすることでダイエットにつながる可能性があります。
いかがでしたか?
心と体に嬉しいストレッチの効果がおわかりいただけたでしょうか。今回お伝えした以外にも、ストレッチの効果はまだまだたくさんあります!
今後詳しいストレッチの方法をお伝えしていきますので、あなたとパートナーの生活にぜひ取り入れてみてくださいね!
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