初めての出張ホスト体験<その1>

2015-02-18 16:00 配信 / 閲覧回数 : 1,459 / 提供 : 松本晶 / タグ : 体験取材 出張ホスト 高収入バイト


JESSIE

 

パチンコで当たった不労所得でホストを買おうと思い立ち……

 

私が最初に出張ホストを利用したのはライターとしての体験取材だった。その後もしばらくは、出張ホストを買うといっても取材で出版社が払ってくれたり、経費で落ちるばかりの時だった。売上の良い男性週刊誌や月刊誌だと、その手のネタは特集を組めるくらいだったのだが、やるライターが他にはいなかったようで注目を集めることができた。

 

その手の取材を最後に行ってからかなりの歳月が経った時、珍しく女性週刊誌からの体験談インタビュー取材のオファーを貰い、快く応じる。女性週刊誌なる読み物は、正直な所仕事したことも買って読んだこともなかったので、後でもらった本誌の内容の切り口が私には新鮮で熟読してしまった。

 

特に自分の記事の隣の頁に載っている記事に注目。顔出しでインタビューに応じている出張ホストさんの経歴が面白そうで、別のサブカル男性誌のマンガ取材でも見かけた人だった。「これは買いだ!」と思いHPを検索。まだブログみたいな気軽なものがなかった頃なので、HPにどれだけ明快な情報が載っていてアクセス出来るかが勝負だと思うが、個人が管理しているものとしては精度が高く、完全に個人経営で現役のAV男優だそうだ。

 

近年も「AV男優」を肩書に名乗って出張ホストの商売を商う輩は多かれ少なかれいるようだが、彼はどんな人物だろうか。

 

W・G氏は、当時マスコミに露出し始めたばかりだった“カリスマ出張ホスト”という位置付けにしてもいいだけの実績を挙げている30代の出張ホストである。且つてカリスマと話題を呼んだ秋津京介氏(噂の真相で取り上げられた程の人物だが、この人は問題があって衰退した)の弟分と名乗っていた時もあったらしい。

 

デート気分で迎える初めての出張ホスト

 

はっきりとは覚えていないが、神泉町でのコールガールの仕事が順調で、日当の余りの夏目さんをいくらか握り締めて遊びで行ったパチンコが異様にツイていて、4~5万円の不労所得となった。普段お金の管理にしっかりしようと心掛けている私のようなタイプには、こういうお金の使い道は、

 

「普段しないような事に思いきって使っちゃえ!」

 

そう思い、気になっている出張ホストさんを購買しよう! と決意したのだ。ただ、会ってラブホ行くんじゃーつまらんだろうと思い、ろくに恋愛もデートもしてこなかった私が、無い知識を絞り出してデートプランを考えた。

 

自分は新宿Wホテルに2食付きプランで泊まり、ホテル側に電話で「夕食に来客が来るのでもう1名増やせますか?」と、イタリアンレストランのディナーを追加してもらった。この頃の私は仕事に明け暮れていて26歳くらいだったと思う。その年齢にして初めての試みだった。

 

ビジネスホテルにも関わらず、結構かっちりしたコースディナーが楽しめるみたいで、女子心が弾む。しかも、女性週刊誌掲載の写真を見る限りではカッコいいカリスマ系出張ホストとデート気分で食事をするときたらワクワクドキドキだ。

 

<次回>に続く。

 




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