「出張ホスト スローセックスを売りにする男の正体は?」
え? このブサメンに私、金払ってヤらなきゃいけないんですか?
5~6年前に、取材半分で依頼した個人営業の出張ホストさんで、出張ホスト掲示板の広告以外にもHP所有していた。売りにしていたのは、時々に耳する『スローセックス』を高々に謳っている人物だった。
スローセックスとは、『射精や絶頂を目的とした男性本位のセックスに対し、ゆっくり時間をかけ、男女が互いをいたわりながら肌を重ねる時間を楽しむ性行為である』と、ウェキペディアに記載がある。
そう聞いたら、挿入以外での快楽や肌を重ねる心地のよいスキンシップのテクニシャンなんだろうと期待してしまう私だった。料金は、1時間4,000円で、出張交通費込みで4時間。2万円弱用意した記憶があり、渋谷のホテル街の入り口の喫茶店で待ち合わせした。この日は、たまたま某化粧品メーカーで、無料でメイクアップをしてくれるキャンペーンがあったので、大喜びでお願いして、お気に入りのブルーのスーツで待っていた。
私の胸の高鳴りは、待ち合わせ時刻ジャストがMAXで、5分経過時の「電車が遅れてて30分程遅刻します」とメールがあった時から、急下降。
しびれを切らして、渋谷駅前で待ち構えて、会ってみたらビックリ。目がアンチぱっちりな、ややブサ顔であるにも関わらず、遅刻して深々とも謝らず、
「風俗ライターの松本晶さん? 実物化粧濃いね」
ギャー、上から目線で客に見た目の悪態付くかね。
洗ってないアナルを舐めるのはヤメてくれ〜!
渋谷ホテル街『B』に入り、官能技師J氏 (40代後半)と歩きながら話したら、話題は知的で音楽関係の出版編集者だそうだ。文化人と会った話とかは、自慢とかいやらしい表現でなく耳心地の良いトークだったので、人物的に期待した。
スキンシップにお風呂ぐらい入るだろうと思い、大き目のジャグジーバス付きの部屋をせっかく取ったのに、お風呂どころかシャワーも浴びずにスタート。
ベッドの上に、うつ伏せで全裸。この時季節は夏で、相当の量の汗をかいていたが本当に大丈夫か不安。彼のスローセックスがどこから触れ始めるかは定かに覚えていないが、とにかく舐め捲られた。お尻の穴を吸いつくようにされた時はゾっとした。仰向けになった時も、乳首やクリトリスに対する舌のアプローチは饒舌だが、見ようによっては『洗ってないアソコを味わい捲ってる』スメルフェチの変態だと感じた。
どんなに技能的な舌使いが上手くても、じかの匂いとシャワーを浴びていない不衛生な状態では、気になり過ぎてイカず、苦情を申し立てたら、
「ああ、僕は3日間位風呂入ってない状態での汗とか気にしないから」
と開き直られて、彼の趣味と実益に対して最後にきっちりお代を取られ、後味悪い終わり方だった。
出張ホストの中には、仕事の目的が経済的な所よりも、自分の性癖を解消するために営んでいる人が実は少なくない現実がある。スローセックスを盾に『洗っていないアソコ』マニアの彼は、今も商売を営んでいるかは謎だ。
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