ヤリ子とサセ男の性愛事情 第6回目
今どき女子の本音は「レオンなオジ様に口説かれたい」!?
前回・前々回と今どきサセ男くんにさんざんクレームをつけた私だけど、同じ世代でも男の子より女の子のほうが元気が良く、健全だ。恋愛にも人生にもちゃんと意欲があり、女子会だ合コンだ街コンだと、男子に比べるとなかなか活発。女性ばかりが元気なこの世の中、「女=ヤリ子、男=サセ男」のイメージが強いのも無理はないと思う。
けれど、サセ男くんの増加が同じ世代の今どき女子たちに影響を与えていないわけがない!
今どき女子たちのサセ男くんを見る目は厳しい。「一緒にいてもつまらない」「何を考えてるのかわからない」「付き合うならリードしてもらいたいのに」……etc。いくら男らしくないサセ男が増えようとも、女が男に男らしさを求める点は変わらないってこと。
そんなわけで、今どき女子たちの間では「男は男らしく!!」を合言葉に育てられた世代の男性への人気が急上昇。年齢で言うと40代以上。つまり、雑誌『レオン』の読者対象になる、ちょいワルでイカしたオジ様たちだ。
2011年、加藤茶さんが孫ほども年の離れた45歳年下の奥さんと結婚して話題になったけれど、芸能界だけの話ではなくて今どき20代女性×40代以上男性のカップルは珍しくない。
身近な話を例に挙げると、去年お店の女の子が50歳の男の人とめでたくゴールインしていた。さすがに父親よりは年下らしい。
女の子が年上の男性を好むのは今に始まったことではないとはいえ、今どき女子の場合はそこに同世代男子への失望が確実に存在している。
恋愛対象に求めているものを今どきサセ男くんに要求しても得られないから、憧れはレオンなオジ様たちへと向かうわけ。肉食女子の定義は「草食男子を追いかける」ことらしいけれど、実態はちょっと違うのだ。
そして一方のサセ男くんたちも「同い年や年下よりも、年上の女性と付き合ってリードしてほしい。できれば収入も多くて養ってもらえたらサイコー、主夫っていいよなぁ」なんて考えているというから(ほんっとサセ男ってけしからんわ!!)、互いに同世代へ恋のベクトルは向かないようで。
二極化する今どき女子の恋愛傾向
そして、サセ男くんの増加は確実にヤリ子を増やしている。
とにかく恋愛にオクテで男女交際を面倒くさがるサセ男くん、そんなヤツに万が一にでもホレてしまったら自分から行くしかない! このあたりは、第2回にも書いたとおり。
そしてサセ男くんの存在はヤリ子だけでなく、恋愛ニート女子も増やしていると言えよう。
前述したようにレオンなオジ様と付き合う、どちらかというとヤリ子タイプのアクティブな子はいいけれど、そうでない子、自分に自信がなくて恋愛に積極的になれないような子は、10代から20代前半にかけての大事な時期に恋愛経験値を増やしづらい。周りがサセ男ばっかりだとアプローチされないわけだし、かといってヤリ子のように積極的にもなれないわけだから。
そういう子が学生時代に彼氏を作りそこなって社会人になり、仕事に忙殺されながら20代半ば~後半の結婚適齢期を迎えたとしたら大変だ。いくらなんでもそろそろ彼氏を作らなきゃ、結婚しなきゃ、でもそもそも恋愛のやり方がわからない!! これでは恋愛ニート・非モテちゃん街道まっしぐら。
話を今どき男女に限って言えば、男子のほうは圧倒的にサセ男くんが増えているのに対し、女子のほうはヤリ子化と恋愛ニート化の二極化が進んでいる。物事に中間というものがなくなり、相反する2つの傾向に分かれやすいのは何事でもそうだけど、今どき女子の恋愛事情はまさにそんな感じだ。
しかしこう考えていくと、結局すべての元凶はサセ男くんということに!? 「彼氏イナイ歴=年齢なんですけど」って恋愛ニート女子なそこのアナタ、サセ男くんを恨んでみてはいかがでしょうか、なんて。
次回からはヤリ子についてもっと掘り下げていきます!!
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