ヤリ子とサセ男の性愛事情 第8回目
「ムカつく」「節操なし」「いい加減にしろ」……ヤリ子への集中砲火!!
前回ではヤリ子への「羨ましい」「見習いたい」といった羨望の意見を紹介したけれど、世の中ヤリ子肯定派ばかりではない。
女性にターゲットを絞ったアンケートで「ヤリ子についてどう思いますか」と問うたところ、ヤリ子へのストレートな批判が続出した。
「何やってんだって感じ。あきれちゃう」
「あんまりいいようには思わない。毎日毎日男の話ばっかギャーギャ……うるさくてムカつく」
「肉食女子とか言えば聞こえはいいけれど、要は男からした都合のいい女でしょ?」
「節操を持つべき。コロコロ男を変えてる子ってうわーって思う」
うーん、皆さんなかなか手厳しい。
興味深いのは、「ヤリ子は節操なし」という意見が意外に多かったこと。
この節操、「貞操」と言い換えてもいいと思うんだけれど、「結婚するまでセックスしてはいけない」という貞操観念が崩れて久しく、若いうちからいろいろな人と恋愛をして経験を積みながら人生のパートナーを見つけていくことが当たり前になった今でも、「1人の人とできるだけ真面目に長く恋愛する」ことをよしとする風潮は失われていないんだよね。
そういえば昨年、自宅連れ込み不倫発覚後世間からの猛烈なバッシングを受け、芸能活動を休止することになった元アイドルのYの一件を思い出す。彼女のことに限らず、芸能人の不倫・二股スキャンダルへの世間の目は未だ痛烈なものがある。
これだけ貞操観念が崩れた世の中でも、だ。それがいいとか悪いとかじゃなくて、一方で不倫や禁断愛をテーマにした映画やドラマが大ヒットしてもいるから、不思議だなぁと思ってしまう。
結局、日本はまだまだ保守的な国。何かを変えようとする動きがあれば、それとは逆の動きも強まるということ。そんな逆風の中で節操なしだのムカつく罵られようが女たちから白い目で見られようが、「そんなの気にしない、自分は自分」と獲物ハンティングに精を出すヤリ子は、アンチヒーローでもあるのかな。
結局、「ヤリ子」ってどういうこと!?
さて、ここでヤリ子が具体的にどういう女子なのか、ヤリ子の定義づけをしていこう。
1,基本、自分から仕掛ける!!
別名「肉食女子」のイメージ通り、「あっ、いいかも♪」と思えば迷わず自分からアプローチするのがヤリ子。その攻め方は直接的なこともあれば、ターゲットとなった男性がアプローチされたことにすら気づかないままオチていくような、さりげないものも多い。
とあるヤリ子に聞いたところ、自分から動くのではなく、相手に「動かせる」ことがミソなのだとか!?
とはいえ、その場合も結局自分から仕掛けていることに変わりはないわけで。恋の主導権を握り、自分から動くのがヤリ子。来る者拒まず、なんでも受け入れている子が時々いるけれど、受動的なのは「サセ子」であってヤリ子ではないのだと、ここで明言しておこう。
2,1人の男性に固執しない
ヤリ子はとにかく、数をこなす。ひとつの恋が終わればスグに次!
時にセフレを持つこともあれば複数の相手と同時進行のこともあるし、彼氏がいても相手に飽きてくると「もっと他にいいのがいるはず!」と獲物ハンティングを始める。その恋愛スタイルはあくまでドライで、ひとつの恋への執着が薄い。
いくら数をこなしていても失恋していつまでもグズグズ次の恋愛へと踏み出せないようでは、ヤリ子とは言えないのだ。
3,「遊ばれる」という概念がない
ヤリ子はセックスすることを「男を食う」と言う。
結果的に一度限りの関係に終わっても「遊ばれた!」と喚かない。向こうは向こうでいい思いしたんだし、こっちはこっちでセックスを楽しんだんだからいいんじゃない、と考える。
つまりヤリ子にとっては「遊ばれる」のではなく「遊んでやった」という認識みたい。
あくまで主体的な恋愛をするヤリ子のプライドは、ワンナイトラブの道具にされたくらいじゃ揺るがないってわけ。
どうでしょう。こうしてまとめていくと、世間の「非ヤリ子」がヤリ子を格好いいと思う理由も納得できるのでは?
この条件すべてに当てはまる女子、鉄のメンタルだもの。そりゃ、同性からしたら格好いいよねー。
だから、もしあなたが非ヤリ子で「今日からヤリ子になる!」と手当たり次第セックスしてみたところで、サセ子にはなってもヤリ子にはなれません。ヤリ子とは恋の経験数うんぬんではなく、価値観そのもの、生き方そのものだから。
さて、そんなヤリ子ですが実は調査の結果、ヤリ子にも様々なパターンが存在することが判明。
次回からの「ヤリ子図鑑」をお楽しみに♪
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