ヤリ子とサセ男の性愛事情 第1回目

2013-11-25 20:16 配信 / 閲覧回数 : 4,234 / 提供 : 櫻井千姫 / タグ : サセ男 ヤリ子 性愛事情


もはや死語かも!? でも「肉食女子」について考えてみた! 

 

恋愛事情
肉食女子、という言葉が一時よく聞かれた。

 

アメリカを始め全世界で、もちろん日本でも大ヒットした「セックス・アンド・ザ・シティ」が、そのブームの発端ではないかと。時を前後して、数々の恋愛ドラマや映画で「肉食」なヒロインが活躍し、果敢に「草食」な男性主人公にアタックして、彼を手に入れていく姿が描かれた。

 

大和撫子(既に天然記念物か!?)、すなわちおとなしく上品で、男を待つ姿勢が評価されたのは遠い遠い過去。21世紀の今は物をきっぱり言う、やりたいことはやる、好きな人には好きと言う。そんな元気なヒロインが同世代の女性から支持されているようで。

 

さて、そんな肉食女子である“ヤリ子”の存在は何もフィクションの世界に限ったことではない。

 

かつて「ね、セックスしよう」というマンガの台詞が物議をかもしたけれど、今ではマンガではなく、現実にその台詞が女性の口から出で来る時代。

 

知人の26歳の男性。華奢でひょろっとしていて、イケメンとまではいかなくても可愛らしく温厚そうな顔立ち。街でゲイに誘われることも珍しくないという彼だが、ゲイだけでなく、肉食女子にもしょっちゅう迫られているんだとか。
「会社の社長の知り合いでクラブで出会った女の子なんだけど、終電逃しちゃったっていうからうちに泊めたんですよ。そしたらヤラれちゃって。しかも俺の子どもが欲しいから、避妊しないでくれなんて言い出しました。慌てましたよ。いや、ちょっと待ってって。なんか俺、そういうこと多いんですよね」

 

 

今、最もおいしいポジションはサセ男くん!?

 
世の「非モテ」くんたちが聞いたら「リア充おっぢねー!!」って刃物でも飛んできそうな話だが、女が聞いてもすごいエピソードだ、これ。意中の彼とネンゴロになる手段として「終電逃しちゃって」は昔からあるベタな手だけど、自分で使おうと思ったことは一度もない。もし拒まれたら? 事を果たしたところで都合のいい女扱いされたら? なんて、あれこれ考えてしまうし。

 

しかしこの肉食女子は、そういうリスクを超えるある種の勇気と、意のままに行動するガッツを備えているようである。いやはやそのメンタル、羨ましすぎるっ!!

 

ところで、ちょっと前、メディアでも日常会話でも、しょっちゅう飛び出してきた「肉食女子」という言葉。

 

ほとんどの場合ポジティブな意味合いで使われているのが興味深い。

 

「肉食女子」の類似語としては「ヤリマン」や「サセ子」があるけれど、こちらは「男にダラしない、女の品位を下げる尻軽女」という意味合いを持っているのに、「肉食女子」にはこのネガティブイメージは薄い。

 

女同士での会話でも「あの子はヤリマンで……」となると女友だちの悪口大会に発展しがちだが、「あの子は肉食で……」となると、そうはならないのが不思議。エッチに奔放で男性経験が多いという点では、「ヤリマン」「サセ子」も、「肉食女子」も変わりはないのに。
思うに、「ヤリマン」や「サセ子」には受け身的でプライドがなく、男にヤラれっぱなしの女、すぐ遊ばれる都合のいい女という響きがあるような気がする。対して「肉食女子」とか「ビッチ」(最近はこの言葉を聞くほうが多いかな?)には、男に遊ばれるどころか男で遊んで、男に食われるんじゃなしに自ら食っているというニュアンスがあるんじゃないのか。

 

でも、待てよ。そんなに「肉食女子」って多いかー!? ちょっと周りを見渡しても、何年も彼氏がいないとかいてもうまくいってないとか、そんな「恋愛ニート」な女子ばっかりな気がするんだけど。

 

というわけで、このコーナーではヤリ子ちゃんとサセ男くんについて、さらに後半からはヤリ子ちゃんの対極を行く恋愛ニートな女子についても掘り下げていきます。ヤリ子も恋愛ニート女子も、どちらでもない人も必見!!



最初の記事前の記事櫻井千姫が書いた次の記事最新の記事

カテゴリー