エロ産業界のギャラ『処女喪失ビデオ』の場合<前編>
私のAV初出演は、『処女喪失ビデオ』でした
こんばんわー! 物心ついた時から金の亡者松本晶でーす!
エロ業界入りしたきっかけが、金ではない私ですが、お金に関して常にシビアに考え続けてきた目線でいろいろと書きたいと思いまーす。
私の経歴をいくらか知った人で大半の人が気になるコト、それは『処女喪失ビデオのギャラっていくらだったの?』ということ。
当時、自傷行為と父親不幸のためにAV出演を決行したのだが、貰うまではそれはそれは気になり、金額を聞いてびっくりだった。その後、長きに渡りフリーランスのAV女優になり業界相場の全容を知ることになるのだが……。
18歳で会社に勤めた時、確か初任給が13万円だった覚えがある。一人暮らしと夜学進学のための学費を、とにかく貯めようと副業に奔走した私。
当時の水商売は朝まで営業。ラストまで働けない条件だったので、ランジェリーパブにて、時給3000円で20時から23時まで3時間労働したのち、六本木から自転車で実家に帰っていた。
1日9000円のうち、源泉・電車賃・夕食のサブウェイ・ストッキングなどで経費が掛り、タクシーなんて乗っている場合じゃない。手元に残った7000円を毎月貯金。
原宿で出会ったAVスカウトマンの口説き文句は、「処女探していたんですよ!」
そんな時に、明治神宮前からJR原宿駅の乗り換え途中にAVスカウトに遭ってしまい、好奇心をえぐり出される殺し文句が飛び出る。
「いやー、処女を探してたんですよー」と。
むさくてダサい親父スカウトマンが、最初のうちは、「深夜のエロ番組でパンチラ出したり、週刊誌でおっぱい出してお小遣い貰えるよ〜」的な話を、早歩きの私にしつこくしてきたのだが、
「男性経験ない私がそんなこと出来る訳ないでしょう!? 私処女なんですからっ!!」
それで、振り切れると思っていたが、私のその言葉の端々に、
「処女であり続けることにコンプレックスを感じている」声色が伝わってしまったんだろう。
むさくてダサい親父でも、そこがプロなんだなあ。
高校生の頃は、皆と風呂に入るのがイヤ過ぎて、生理と嘘ついたり、修学旅行はバックレた程、人前に肌すらも曝したことがない。
男性経験も無いのに、水商売を下着姿でやるのも一大決心だった私に、降りかかってきた『処女喪失ビデオ』の話。
高3の時に、重くはなかったがレイプ未遂に遭っていたため、
もしかして、私は、好きな相手どころかロクな初体験を迎えられないんじゃないか?」
そんなことを思うようにもなっていた。
そして、なぜかその日のうちにプロダクションで宣材写真まで撮ってしまったのだ。
ちなみに、そのプロダクションは、ギャラの交渉額が当時AV業界で№1の企画AV女優プロダクション『B』。
そのプロダクションから来た話は、当時ぶっちぎり№1メーカーの『宇宙企画』(アイドルAV女優を多数排出している金字塔的メーカー)の企画レーベルのバズーカだった。
……と、ギャラの値段が分からないまま、<次回>に続く!! お楽しみに!!
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