初代&三代目・葵マリーが一緒に作った最初で最後のAV(第2回)
夜中の3時、零下15度の大雪のなか撮影がスタート!!
撮影が開始されたのは、真冬の雪山で夜中の3時。しかも、零下15度の大雪が降り積もるなか……。
そりゃ壮絶ですよ。鼻水だって凍る勢い。しかも撮影場所までは道がある訳じゃなく、スタッフが雪をかき分けながら道を作って登って行くと言う自衛隊並みの努力が必要だ。
懐中電灯で照らされたなかを、スタッフたちが即席で作った道を進む。やっと現れたのは、小さな池1個分くらいの平らな場所。
今から撮るのは「雪糞天国」の方である。
言葉で書くのは簡単ですが、ここで浣腸をする訳ですよ。そして当然の如く、衣装に着替えなくちゃならない。クソ寒い中ボンテージとブーツに着替える。勿論M女さんもランジェリー姿である。
初代と安達かおる監督が作った台本によれば、ここで私はM女さんと1プレイした後、ボンテージを脱ぎ捨てて、浣腸をM女さんにブッ放す。
まさかダウンコート着たままでも良いですか? なんて死んでも言えない。
現場でM女さんとスタンバイ。ここも膝まで雪が積もってる。
極寒のなか、身につけている衣装は下着みたいなボンテージのみ!!
スタッフ達はモッコモコのコートに身を包み、私達はペラペラの衣装1枚。そして何度も言うけど、零下15度!!
「よーい、スタート!」の声が掛かり、最初のSMプレイはそれなりに何とかなった。
が、いざ浣腸の時。カッコ良くボンテージを脱ぎ捨てて、浣腸をしようにも、寒くて寒くて身体中が震えて、上手く出来ない。
この時点で、鼻水やら、涎やら、出ているのだけれど、それらの“水物”はすべてシャリシャリと凍る勢いである。
ブーツの中にも雪が入っているけれど、もはや足の感覚なんて、有る訳ない。
唇も閉じようと思っても、勝手にガクガク震えてる。
もう身体中が麻痺!
本当、今思えば、あそこまで良く耐えられたなと感心しちゃうよね。思い出すだけで凍りそう。
そして。いよいよ排泄シーン。
でも、オシッコを出しても暖かさなんて感じない。いや、むしろ出てるんだか、出てないんだかも分からない。
浣腸をブッ放し、M女さんに浴びさせる。そして浣腸レズプレイ。これはお互いに全裸状態でのプレイである。
このまま失神するな、と本気で思った。
段々、目が霞んで来るのも分かった。
でも、何とか身体だけはM女さんを責める努力をしている……。
安達監督から「カット!」の声がかかると同時に気絶した壮絶な撮影
そんな時に初代の息子が、「もう無理だ! 死んじゃうよ!」と止めてくれた。
その瞬間、安達かおる監督から「カット!」の声が掛かる。その声を聞いた途端、ホッとしたのか倒れ込んだ。
そう、気絶。
次に気が付いたのは、安達かおる監督の背中に背負われてる時だった。
「マリー大丈夫か!? しっかりしろ!」と、何度も何度も叫んでいる声で気が付いた。
まさか、安達かおる監督が、自ら私のことを背負って雪山を降りてくれるなんて、ね。
そのまま山の麓の宿泊先のお風呂に直行で運ばれる。が、お湯どころか水が熱くて触れない。とりあえず体温を戻そうとスタッフが必死で水やらお湯やらを掛けてくれるが、「熱い! 熱い!」と騒いでたのを覚えている。
余りにも冷え過ぎると、水までもが熱湯に感じるって凄いよね。鏡を見ると唇が真紫色だった。
この時点で朝7時。少し休んだ後は、いよいよ「雪寒地獄」の撮影が始まる。
<次回>に続く
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