初代&三代目・葵マリーが一緒に作った最初で最後のAV(第3回)

2014-04-04 16:00 配信 / 閲覧回数 : 5,691 / 提供 : 三代目 葵マリー / タグ : 24時間調教シリーズ SM V&R 三代目・葵マリー


 

『雪寒地獄』の撮影場所は、もちろん雪山。しかも崖!!

 

『雪糞地獄』の撮影が終わり、山の麓に戻った私たち。すっかり夜は明け、時間は朝7時だった。

 

でも、これで終わりではない。少し休んだ後は、『雪寒地獄』の撮影が始まる。

 

なんて過酷なんだろう。

 

とにかく言われるがままに動いて、行動していくのみ。

 

御飯を食べようとか、寝てみようとか、自分の気持ちは一切排除された感じ。

 

『雪寒地獄』の撮影場所ももちろん雪山。もう何処かなんてさっぱり分からない。だって、何処もかしこも雪しか見えないんだから。

 

しかも誰も足を踏み入れていない、降り積もった雪が真っ白なまんま残っているだけの場所なんだから。

 

雪に覆われていて余りよく分からなかったけど、連れて来てもらった所は、多分、崖。

 

ほぼ90度に近いんじゃないか? と思うくらいの急勾配の崖。

 

この上からM女を搔っ攫って、抱きしめ、下まで転がる……、そうだ(笑)。

 

もう、笑って受け答えるしか頭が働かなくなってる自分が居る。

 

初代のママと、安達かおる監督の言う事は絶対だもの。

 

JESSIE

 

自ら身体を張って安全を確かめる初代ママのS魂

 

その場で諸々な準備をしてる最中、ママが、「誰か試しに転がらないとダメね。下に岩とかあったら危険でしょ?」と言うが、その言葉に誰も反応しない。そりゃそうだ。怖いに決まってる。

 

ママもいい加減短気だから、「誰も行かないんなら、私が行くわ」と自ら崖の上から転がった。

 

そうなんだよね。SM界は責め師が自らの身体を張って試すのが当たり前。

 

相手(M女やM男)の命を預かる訳だから、何をするにも、全て自らが実験し、試して、安全を確認してからプレイの中に取り込む。

 

吊りをするんでも、まずは自分がぶら下がってみてから、って通常の事なのだ。

 

案の定だった。

 

「痛い~~~いっ!」と、ママの雄叫びならぬ、雌叫びが雪山に響き渡る。

 

どうやら大きな岩があって、腰を強打した様子。言わんこっちゃ無い。

 

スタッフ達に抱えられながら、ママ生還。

 

とりあえず、そこのルートは避けて転がろうと言う事に。

 

私的には、「もう、どっちでもいいや」的な考え。だって、そもそもこんな崖を転がれって方が過酷でしょ?

 

撮影後、病院にかけつけたら……!? 両足は凍傷寸前!!

 

いよいよスタートの声がかかる。

 

M女を抱きしめ、転がり落ちるだけのほんの数分のカット撮り。

 

私は全裸に毛皮。立ちすくんでるM女を突然抱きしめ、飛び込む様に崖に転がった

 

これぞまさに、「走馬灯の様に」って感じ。長かった様な、短かった様な……。

 

この時、今は廃刊となってしまったAV雑誌『ビデオザワールド』の取材の人が来ていた。

 

この崖のシーンを取材する予定だったけど、カメラが凍結してしまって何も撮れなかった、と言う思い出もある。

 

零下15度にカメラは耐えられない事が立証された瞬間www。

 

そして、ひとまず怪我もなく崖からの転落は無事に成功。

 

再び、私は安達かおる監督に背負われて救出される始末。この撮影中、何回安達かおる監督に背負って貰った事か。今となっては大事な素敵な思い出だ。

 

この後にも、100回の一本鞭、連続浣腸とか、散々色んな事をやらかして終了。

 

都内に戻り、直ぐ駆け付けた所は外科。

 

すると、何と両足が凍傷寸前で危機状態でした。

 

そう。今も昔もこんな風に身体張って頑張ってます。

 

誰にも真似出来ない極上の作品作りの為にね。

 

 

 




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