AV業界のギャラ事情。企画モノから単体モノまで大暴露!!<その3>
悪徳事務所のピンハネ率に驚愕する!! の巻
今から16年前のこと。当時21歳で、フリー企画女優としてもエロライターとしても好調だった私は、大御所AV監督である高槻彰氏より大変可愛がってもらっていた。
その後ろ盾があったおかげで、下手なプロダクションよりも信用度の高い扱いを受けていた。その高槻さんに、一緒にスカイダイビングに連れて行ってもらったモデルさんで、巨乳で大変人当たりが良く、素敵な女の子がいた。
名前を舞田N美ちゃんという。(気が向いたらDMMなどで検索してみてネ)
彼女は当時の売れっ子単体女優。一方、自分は人見知りで、しかも企画女優という引け目ある立場。そのため、話すのを遠慮してた私だが、本田飛行場までの長い道中と、上空4000メートルから飛び降りる爽快感もあり、彼女と意気投合。
もう仕事をしていなかったためか、プロダクションなんてどうでもよかったのか、彼女から突然の爆弾発言が!?
「そんなに私の出たAVが売れていたなんて知りませんでした。実は、薄々感じてはいたけれど、やっぱり私のギャラ、どう考えても安いんですよー」
売れっ子単体女優ちゃんとド企画女優の私のギャラが同じって……!?
当時、彼女は有名大学の理系女子で、学業が最優先だった。そのことを考慮してスケジュールを合わせてくれるから、一生懸命仕事したそうだ。
……が、デビュー作品は、当時単体メーカー最大手のひとつでマックス○という大手の仕事だったのだが、ギャラは1本50万円だったという。
私が想像するに、契約料で200万円は絶対に出ているはず。そして、セルビデオは安いから20~30万円でと言われていたそうで、いずれも素直に承諾していたそうだ。(くれぐれもS○Dのギャラはそんなに安くありません!!)
彼女は今、DMMで検索しても相当数引っかかる。きっと総額では、3~5000万円の金がプロダクションに一旦入っているはずなのに、彼女が受け取った金額は推定総額500~600万円だろう。
しかも、売れっ子で元単体の彼女、最後の方のギャラ相場は、私とほぼ同額ときている……。
真面目な彼女は、AVのギャラを大学の学費などに当てる苦学生だった。
AV業界に入ったおかげで志すきっかけになったメイク学校にも通っていたのだが、その費用が全然足りなくてキャバクラでも勤務していた。その日も、スカイダイビングの費用をその場で払えなくて、男優の志良玉D吾氏から借りていたなあ……。
帰り、彼女は「キャバクラに出勤するから」と先に新宿で降ろし、その後は、高槻監督と男優の志良玉氏とともに3人で、居酒屋にて打ち上げ。その時に、志良玉氏が、
「晶ちゃんが聞いた話本当だと思うよ。彼女の事務所グレイなんだよねー」って言ってた。
高槻監督が彼女のことを可哀そうに思ったらしく、少ししんみりしていたな。
で、ちゃっかり後日、「ダイレクトで仕事しない?」って一石二鳥方式で気を利かしていたっけ。でもさ、やっぱり、一部の事務所って悪どいよねー。
<次回に続く>
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