ホームレスになった“くそビッチ”のねーちゃんの半生
あだ名『くそビッチ』のねーちゃんは、やっぱりくそビッチ
私にはくそビッチな友人がいる。
呼称も『くそビッチ』である。
もともと私だけが読んでいたのだが、いまや私の友達も彼女のことを『くそビッチちゃん』と呼ぶ。
ちなみに『くそビッチ』は私のことを『雌豚』と呼ぶので、どっちもどっちである。
さて。
血は争えないもので、くそビッチのねーちゃんもまた、そうとうな女である。
今回は、そんなスペシャルぶっとんでいるねーちゃんのお話。
父親似のくそビッチは、パパンにとてもかわいがられて育った。
ママンはそんなことはなかったのだが、パパンのそれはもうあからさまで、えこひいきなんてもんじゃなかった、とはくそビッチの本人談。
当然、ねーちゃんはスネた。
好き勝手生きて、親の金を湯水のように使い、ある日、勘当された。
そしてその直後から行方不明になり、携帯も解約し、誰も連絡がつかなくなった。
でも、今までも家族と距離を置いてきたねーちゃん、とくに捜索願も出されないまま2年ほどがすぎていった。
人間、ここまで堕ちるものかという現実!!
ある日、くそビッチが新宿に出かけたところ、あれ? 見覚えのある顔が……。
ねーちゃんだ!
ねーちゃんが新宿にいた!
しかも、ねーちゃんはル○ペンになっていた。
新宿駅の地下街で、段ボールハウスで寝ていたのである。
だがしかし、身なりはちゃんとしている。
髪もサラサラだし、化粧だってしている!!
ひとまずくそビッチは、予定を変更してねーちゃんを保護した。
家に連れ帰り事情をきく。
ねーちゃんの空白の2年間とは、風俗嬢になり、そこでシャワーを済ませ、その日稼いだお金はその日のうちにホストで使い切るという、人ってここまで墜ちるのか、と思うものであった。
ねーちゃんは、顔はめちゃくちゃかわいいのだが、その特殊な性格ゆえ、友達は見事にゼロ。そのため、頼れる友人もいなく、その日暮らしの綱渡り人生を邁進していたのだ。
両親はまだ健在ながら、頼られるのはなぜか妹のくそビッチだった。
そこからねーちゃんのくそビッチに対する依存生活が始まった……。
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