お見合い=モテない女がするものという間違いだらけの固定概念
どんな女が登録しているの? 結婚相談所のリアルな裏事情
お見合いというと、自分で結婚相手が見つけられなかったモテない女がするものというイメージがある。だが、それは大間違い。そう語るのは、西麻布で結婚相談所アーク・ロイヤルを経営している大西加枝さんだ。
「私自身、この業界に対し、間違った固定観念を持っていました。けれども、イメージと現実は真逆といっていいほど。きれいで、学歴も高く、キャリアもしっかり積んでいる素敵な女性がものすごくたくさん登録しているのです」
大西さんが営む結婚相談所は、西麻布という場所柄、外資系企業や一流企業などで働くバリバリのキャリアウーマンが多く登録しているそうだ。彼女たちは年収も高く、頭もいい。そして向上心が高く、それに見合った努力もしている。
いわゆるスーパーウーマンといってもよいだろう。しかし、相手が見つからないまま、30代、40代を迎えてしまっている。
なぜ、こんなことが起きてしまうのだろう。
リア充すぎも実は結婚をとおざける原因!?
「学歴が高く、キャリアもあり、外見も美しいということが、結婚を遠ざけているケースが少なくないのです」
あまりにも完璧すぎて、男性がひいてしまうというのだ。
「まず、お金がかかりそうな女性は婚活市場では、敬遠されます」
確かに、完璧で美しい女性は維持費がかかるものである。それを維持させられるだけの力が自分にはあるだろうかと、悩んでしまう男性は少なくないだろう。
また、高収入・高キャリア・美人の女性は「自分よりも年収が高く、容姿も優れた人」を求めがちだという。しかし……、
「年収2000万の女性が自分より収入の高い人を求めても、出会える確率は低いですよね」
なんといっても、20~49歳までの未婚者のうち、1000万円以上は、わずか0.3%しかいないのだ。
また、華やかな彼女たちは、仕事以外でも、女友達との食事会や習い事などでつねに忙しくしている。結婚相手候補となる男性とのデートのタイミングがなかなか計れないという現実もある。
結婚したいなら、女磨きはほどほどに!
「よく他の結婚相談所では、『モテるためのメイクアップ講座』のようなセミナーを開いているところがよくもあるのですが、私のところではやりません(笑)。逆に、『それ以上やらなくていい』と指導することのほうが多いくらい。男性はもちろんきれいな女性が好きなんですが、完璧ではなくていいんです。7割程度がちょうどいい」
ブランド品や派手すぎるファッション、凝ったネイルなども婚活市場では逆効果。つまり、キレイすぎて結婚できない女性はトーンダウンしたほうがよいということ。
だが、ちょうどいいとはなんとも難しいもので……。
「もうこれ以上努力しなくていいと言うと、努力しないことを努力してしまうような女性なので、その兼ね合いが難しいですね。私もウチに登録している女性に近いので、彼女たちの気持ちがすごく良く分かるんですよ」
と微笑む大西さん自身も、婚活の真っ最中である。
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