電子のなかの官能vol.2「『エロ怖』、売れてます!」
8月、Yahoo!電子書籍で、私の作品が、デイリーランキング1位をいただいた。
タイトルは「夜這いの宿」。
この時代に「夜這い」なんて言葉を知らない人も多いんじゃないかなと思ったら、まさかの1位で、意外なニーズにびっくりした。平安の時代から、男に夜這いをされる日をじっと待っていた日本女性の記憶が身体のどこかに残っているのかもしれない。寝込みを襲われたい、という願望を持っている女性、、私だけじゃなかったんだなあ♪
といっても、もちろん、見知らぬ人が勝手に窓から入ってきて襲ってきたら、それは恐い。女が願っているのは、好きな男に、無防備なまま愛されたい、というものだと思う。恋人とのレイプごっこはいいけど、知らない人にレイプされるのはイヤすぎる、というのと同じ感覚。
で、この「夜這いの宿」に出てくるのは、とある旅館にのとある部屋。そこで寝ると「誰かに夢の中で夜這いをかけられる」という噂を確かめにヒロインはその部屋で寝る。もちろんヒロインにも夜這い願望があってのこと。
そしたら何と、深夜、本当に何者かに夜這いをかけられてしまうわけ。夢なんかじゃない、これはリアルだ、と頭ではわかっているのだけど、すごく気持ちが良くて、ヒロインは暗闇の中ではあはあ息を荒げて、めいっぱいエッチを楽しんでしまう。というのも、夜這いをかけてきたのが、ちょっといいなと思っていたその旅館の息子だったから……。
これは「エロ怖」というメディアファクトリーの電子書籍シリーズの中の1作。エロくて怖いをコンセプトにしてスタートしたのだけど、最近はすごく人気が出てきて、他の作品もいろいろとランクインしている。「エロッ!」とときめいた次の瞬間、「コワッ!」とゾクッときたり、1作で2度おいしいので、おトク感もあるからだと思う。
この「夜這いの宿」、エロいけど、どこが怖いの? と気になったかた。怖いシーンはラストにやってくるわけで……。それは作品を読んでのお楽しみかな。
私が他に書いているのは「私はあなたの生き人形」とか、「壁の向こうの、あえぎ声」とか……。気になるタイトルいろいろあるはず。
ぜひ電子書店で「エロ怖」と検索どうぞ♪ 「夜這いの宿」
人気記事
JESSIEの最新NEWSはFacebookページが便利です。JESSIEのFacebookページでは、最新記事やイベントのお知らせなど、JESSIEをもっと楽しめる情報を毎日配信しています。