更年期の性を快適に楽しむには!?<前編>
更年期のセックスとは
少し前のことですが、コンドームや潤滑剤、ベビー用品などを扱っている医薬品などのメーカーである『株式会社ジェクス』さんが開催している性に関するセミナーに行ってきました。
内容が大事なことと思いましたので、少々真面目な内容になってしまいますが、書き綴りたいと思います。
テーマは「更年期の性」。
更年期の性を楽しむ上で一番の問題になってくること……。それは、性交痛です(医学的には『性交疼痛傷害』と呼ぶらしいです)。
更年期を迎えると、エストロゲン(一般には『女性ホルモン』と呼ばれていて、女性らしさを司るホルモンです)というホルモンが減少していきます。それに伴って、膣潤滑液の分泌も減少してしまうそうです。つまり、濡れにくくなるというわけです。
そうなると、当然セックスしても痛みを感じてしまいますよね。
痛みを我慢して、そのまま放置しておくと……。
濡れない→
痛い→
したくない(性的興奮度減退)→
もっと濡れない→
もっと痛い→
もっとしたくない……以下、続く………………
といった、負のスパイラルをたどって、どんどん状況は悪くなり、セックスから離れていってしまうのです。
そんなの寂しい!! って思う方、結構いらっしゃるのでは?
今の40歳~50歳代は、まだまだ若い!
雑誌やテレビで大活躍している美魔女が、あんなに大勢いるくらいですものね♪
さて、現代では、そんな“負のスパイラル”にはまってしまった状況を、打破する対処法が当然あります。
その対処法をいくつかピックアップしていきましょう。
■医師に相談する
性交痛に限った症状だけではなく、更年期障害に関する治療全般を行なっている婦人科、更年期外来はたくさんあります。
治療法としては、ホルモン療法が主になります。けれども、実際には、ホルモン療法のみで改善するケースは約半分だそうです。
改善があまり感じられない場合は、精神面のケアや治療を要する場合もあるそうなので、カウンセリングなども含めたきめ細かい対応をしてくれる病院がいいでしょう。
長年、女性の性の健康について専門にしていらっしゃる産婦人科医の大川玲子先生が理事長を務めている『日本性科学会』でも、
お悩み相談を受け付けています。
医師や臨床心理士といった専門家が親身になってアドバイスをしてくれるそうなので、まずは、こういったお悩み相談室にて相談してみるのも良いですね。
セックスカウンセリング性の悩み相談室(『日本性科学会』ホームページ内)
http://www14.plala.or.jp/jsss/counseling/
※有料です
※更年期障害だけでなく、セックスレス、性障害、性機能障害、性嫌悪症、ED、オルガスム障害、性的被害など性に関する悩み全般を受け付けています。
さて、次回も具体的な解消法についてご紹介していきたいと思います。
<つづく>
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