V&Rの顔なしスカトロモデルとスカトロADのバイト代を比較してみました!!<3>
スタジオの扉は『スカトロ天国へのドア』だった!!
当時21歳で駆け出し風俗ライターの私は、原稿の締め切りに追われ、ろくに睡眠も取れないまま、翌朝土曜日の6時に起床した。
朝食を摂り、動き易いGパンとグレーのセーターというADファッションを着用する。本当はバイクで現場に乗り付けたいところだったが、ADという立場で、駐輪関係でご迷惑かけてはいけないので、電車で池袋の外れの方のスタジオへ向かう。
そこは、都電が通っているマニアックな地域で、辿り着いたスタジオは、記憶が間違ってなければ、商店街の中のド真ん中のビルの地下1階だった。
電話で確認し、音を立てないように注意深くスタジオに入ると、そこは、もはや異世界。スタジオの扉は『スカトロ天国へのドア』だった!!
早くに現場入りした女の子からすでに撮影が進めており、現場は……。こちらは敢えて書かないので、ご想像ください。
作品は、大変シンプルで10名の女子が和式のボットン便器で排便と排尿を撮影するというもの。(ちなみに、特設セットで排泄から排水溝へ流れていくところまで丸見えだった)。
さらに、マングリ返しされた状態でCCDカメラでアナルをじっくり撮影する。これが大まかな流れで、編集して、1本にまとめられる。セルビデオとして発売される予定とのことだった。
休憩なし! 緊張感120%のピリピリした撮影現場
現場にいるのは、安達監督を筆頭にスチール撮りのカメラマン、ビデオカメラを構える社員監督達3名(竹本監督・インジャン古河監督・諏訪監督。いずれも後にスター監督になっている)。そして、彼らの恰好にビックリ!!
私がなぜADとして必要で呼ばれたか一目で理解できた。なんと、全員黒子の恰好をしている。休憩時間を一切取らず、ぶっ通しで撮影していて、機嫌の悪い人はいないが真剣率は120%でピリピリしている。安達監督からの第一声が、
「流石若いのに業界歴が長いだけあって判っているね、君は。前に、ADのくせにスカートで来たバカ者がいたんだよっ」
私に対しての社長態度がご機嫌で、なおかつスチールカメラマンさんも細かなアドバイスをくれて「何から手をつければ良いか」を教えてくれたので、安心してAD業務に励むことが出来た。
まず最前線に私がやらないといけない、直接撮影に関わる業務はというと……。
「モデルのみなさーん! 今、ウ○コしたい人、手ぇ、挙げーてーっ! 出そうな人、撮りましょう! 監督スタンばってますから! ウ○コの人優先で撮りますが、いなければオシッコしたい人、行きましょうかー」
と叫ぶことだった。
<次回>からは、撮影の細かな内容について書いていこうと思う。覚悟して読むべし!!
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