セックスレス改善に成功した夫婦の例<2>
セックスレスについて、夫に相談を持ちかけてみた!!
新年の夫の一言で、セックスレスを気にしている自分に気付いた真美さん。さっそく問題を解決するために、行動に移す決心をしました。
そして、ある休日、夫と映画を見に行った帰りに寄ったレストランで、このように夫に切り出したのです。
直接、セックスレスについて話すのは気が引けたので、とりあえずは子供を理由にしてみました。
「私たち、もう結婚して5年だし、そろそろ子供がほしいよね。でも、このままじゃ子供は望めないよね、当然……。なんとかしないとねえ?」
それに対し、夫も真美さんに同意するように言いました。
「そうだよな。オレも課長になったことだし、もう子供を持っていい頃だよね。まあ、アレだな、久々にしよっか。」
と、2年もブランクがあった割には、スムーズに話が進みました。
実際、なぜセックスレスになったのかも思い出せないくらい、自然に“レス”は始まっていました。
結婚した当初は、週に2回。3カ月過ぎた頃からは週1回。1年後には月に2回が定着。
その後夫は、転勤や昇進で残業が続き、真美さんは疲れている夫を気遣って、セックスには触れないままに、数ヶ月に1回ペースに落ちていました。
そして2年前、夫がぎっくり腰を患った頃から、完全なセックスレスになっていったのです。
真美さんは一度も自分から問いただしたりしませんでした。
夫婦も長くなると、だんだんマンネリになってきて当たり前。世間の夫婦もこんなもんだろう。それに女からセックスを求めるなんてみっともないし。すごくやりたいと思ったことがあるわけでもないし……と、自分自身に言い聞かせ、無理矢理納得させてしまっていました。
夫婦がセックスレスになっていく原因はいろいろあると思いますが、女性側からみるとこのようなパターンが、実は一番多いのです。
① マンネリで飽きてきた(これは夫側も妻側も同じでしょう)。
② 女性からは恥ずかしくて切り出せない、断られたら恥をかくので言えない。
③ これまでそれほどセックスが楽しいと思ったことがないので、なくても気にならない。
しかし、真美さん夫婦は“子作り”という目的があったので、レス解消について話し合うことができました。
セックスの再開に成功!! と思いきや、夫がEDに!?
翌週末、久しぶりなので、なんとなく気恥ずかしさも感じながら2人はベッドイン。
マンネリと思っていた愛撫さえ懐かしいような感じで、快感を思い出しながら夫を迎え入れようとしたところ、突然夫のペニスが柔らかくなってしまいました。
「あれ、どうしたんだろ?」と焦る夫。自分でしごいても硬さは戻らず、結局挿入まで辿り着くことができませんでした。もともとテクニシャンではないにしろ、こんなことはなかった夫は、ショックを受けて落ち込んでしまいました。
「最近残業続きだったから仕方ないよね」と慰めてみたものの、真美さんも内心では、 “もしかして彼は、EDになったんじゃないのかな? しばらくしないうちに、本当に出来なくなったのでは!?”と不安が押し寄せていました。
セックスを始めた時には、いや挿入直前までは、昔と同じような高まりを感じていたのに……。
「久しぶりだからやり方を忘れちゃったかな」と夫は冗談でごまかして、その夜はそのまま中断となりました。
しかしその後数回、同じことが起きました。
早い段階から固くならないこともあれば、挿入までいけるのにピストンを始めると萎えてしまうこともあり、状態は様々なのですが、射精までいくことがないのです。
だんだん2人の間でセックスの話題が気まずいものとなり、真美さんは排卵日に夫を誘おうと毎日体温を測っていたのですが、それどころではなくなってしまいました。
このままではいつまでたっても変わらないかも……?
そして、3か月後、真美さんはこの問題と真剣に取り組む決意をし、カウンセリングを受けに来たのです。
次回は、私がカウンセリングで気づいたこと。つまり、「どこにセックスレスの本当の問題があるのか?」という部分に迫ってみたいと思います。
人気記事
JESSIEの最新NEWSはFacebookページが便利です。JESSIEのFacebookページでは、最新記事やイベントのお知らせなど、JESSIEをもっと楽しめる情報を毎日配信しています。