V&Rの顔なしスカトロモデルとスカトロADのバイト代を比較してみました!!<7>
撮影が終わり、いよいよお楽しみのギャラ精算!!
撮影が終わると、社長は編集などがあるということで、先に会社に引き上げていった。残されたのは、数名のモデルとスタッフ陣。我々(というよりも、我々のギャラ)に興味津々なベテランモデルも居たが、ギャラの精算を見られてしまうと、諸々な方面に角が立つ。
そのため、さっさと引き取って頂くことにする。実質、これが私の最後の仕事だった。
最後、スタジオに残ったのは、若手スタッフ3名と私、そして素人モデル・サエちゃんの5名。
スタッフからの我々への総評は、
「サエちゃんは、スタッフ的には、酒臭い口で絡んでくる事とウンコ排出失敗以外は合格。監督的には、自然な流れで排便出来なかったことについては問題なかったでしょう。『出やすくなったら、また撮らしてくれ』って言ってくる可能性があるぐらい上機嫌だったよなあ」
ということだった。そして、いよいよお楽しみのギャラ精算が始まる。
スタッフから聞かされていたギャラを1ケタ勘違いして現場入りしていたサエは……!?
昨夜、サエは仕事の依頼電話がきた際、
「『5』でお願い出来ますか?」
というのを、顔も出ないから5000円だろうと解釈していたらしい。だが、実際の金額は源泉徴収税天引き無しのトッパライで、もちろん1ケタ異なっている。
「はい、サエちゃん。中に5万円入っているから中身確認して、領収書にサインして。あ、収入印紙が必要なんだけど、持ってないでしょ? 松本さんから分けてもらって」
いつもふざっけっぱなしのサエだが、これには本気でビックリしていたっけ。封筒持って、スタジオ内をグルグル掛けずり回りながら、
「凄いぞ! V&R!! さすがっ! 太っ腹っ!」
太い信用取引での待遇だろう。私も羨ましかった。
一方私は、
「松本さんは、初めてにしてはよくやってくれたし、こんなに撮影が押すのは予想外だったから……」
と、私には、当初日当1万円の予定だったようだが、割増で1万5000円くれた。
いい勉強も出来た上に、納得の金額だ。なにしろ『V&R・AV大学校』にお給金付で1日体験入学できたんだから……。
若手3監督からは、「会社さっさと辞めて、AVとライター業に打ち込みなよ」とか「制作部にあんたが入れば、俺達がラク出来る」とかボソボソ言われたから、役立たず扱いされず、仕事を終えることが出来て本当によかった。
21歳になったばかりの冬の長い1日。とにかく濃い出来事だらけの現場だった。
このシモだらけの話を、最後まで読んでくれて読者さんに感謝しつつ、この2つの臨時日雇い職業についてどう思ったか、ご意見&感想ありましたらお待ちしております!
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