AV女優のお仕事がダンナにバレた!!　＜１＞

 

元ダンナには「ノンアダルトのチャットレディのバイト」と嘘をつき……

 

2004年6月から始めたAVの仕事。元ダンナことB男には、「ノンアダルトのチャットのバイトを始めた」と言ってOKを貰いました。

 

初現場は想像していた以上にハードで過酷で、おそらく私が現役中に撮影したなかでも１位２位に入るくらいの大変さでした。

 

撮影内容についてはまた別で書こうかな。

 

とにかく、お金の為にと思って始めたので、撮影自体は苦痛で仕方がなかったのです。

 

メーカー面接や監督面接をしても、「〇〇は出来る？　好き？」と聞かれても、「撮影でなら……。仕方ないけどやります」みたいな駄目駄目な受け答えで（笑）。

 

よく面接が終わったあと、マネージャーから、「もう少しエロくいきましょうよ、AVの面接なんだから……!!」って注意されてましたね～。

 

そんな駄目駄目な私でしたが、ありがたいことにお仕事は沢山オファーをいただくことができました。

 

そして、最初の3カ月で借金を返すことが出来たんです!!

 

ちなみに当時、我が家が抱えていた借金ですが、B男がギャンブルで作った借金が100万円。日々の赤字が積もり積もってできたものが150万円。つまり合計250万円……。

 

低収入になってしまったB男の年収からすると、自己破産ギリギリの金額、いや、自己破産していてもおかしくない金額でした。

 

 

マイナスからプラスに転じる貯金通帳にカ・イ・カ・ン!!

 

それにしても、あの頃ってギャラが振り込まれると通帳を見るのが楽しくて!!　入ってきたギャラを「これは借金返済。これは生活費と家のローンね。で、これが保険……」というように、ちゃんと仕分けしてきっちり管理してたな～。

 

借金返済が終わったら、次は預金にシフトチェンジです。美容師であるB男にお店を持たせてあげたかったし、生きてく上でも余裕あるお金も欲しかったし。

 

とにかく「撮影＝お金」と思っていたので、現場に行っても、男優さんやスタッフさんにも感情移入せず、「これが終われば〇〇円」「明日の現場が終われば〇〇円」と常にお金のことばかり考えていました。

 

今思えば……、すんごいいやらしい女優ですよね!!　多分、最初の半年間ってほとんど現場でも口聞いてなかったと思います。

 

本当、スミマセン！　という感じ。

 

でも、実はこの余裕のなさが、実は自分の首を絞める原因にもなったのです。それは、また次回以降に詳しく書きますね。お楽しみに！

 

writer　剣　愛璃沙

 

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