AV女優のお仕事がダンナにバレた!! <4>
B男が出してきた証拠は『週刊現代』の広告ページ!!
私はソファに座り、B男はダイニングの椅子に。あちらが私を見下ろす感じになっているので、気まずさのあまり、私は縮こまって座っていました。
「お前さ、AV出てるよな」
「何で? 何でそう思うの?」
バンっとテーブルに雑誌を置かれました。
それは、つい少し前に取材を受けた『週刊現代』さん。講談社から出ている発行部数も多く、AVに興味の無い男性も手に取る雑誌です。
パラパラとめくり見せられたのは、AVの宣伝広告ページ。1ページに30タイトルくらい掲載されてる中の1つを指差して、「これ、お前だろ!」って。
そこには、撮って貰った記憶があるパッケージが掲載されていました。そのパッケージには、とあるスタジオの庭で佇んでる目線入りの私……。
いくら目線が入っていても、“夫”という立場から見たら、一目瞭然でした。
溜め込んでいた感情が一気に爆発した私は……
とうとうこの日が来たか……。ずっと隠し通せるわけなかったんだよな……。
そう思った瞬間、今までずっと溜め込んできた怒りや哀しみといった感情が爆発しました。そして、ビクビクとした怯えがなくなり、一気に立場が逆転したのです。
「そうだよ! あたしだよ。AV出てるよ、だって、お金欲しいじゃん! お金ないと生きていけないじゃん」
気づくと、大きな声でまくし立てていました。
「他にいくらでも仕事なんてあるだろ? 何でAVなんだよ? 普通の神経なら選ばないだろ!」
「あたしは半年以上、悩んで悩んで、考えて考えた上で、出るって決めたの!! そんな簡単に出ますって、決められる仕事なワケないじゃん」
「子どもいるのに何考えてんだよ、何でやる前に相談しないんだよ」
「子どもがいるからこそ真剣に考えたよ。子どもがいなかったら、この仕事だって選ばなかったよ。それに、相談したら止めるに決まってるよね? あの時の借金があった状態、毎月赤字で更に増えていく借金。家のお金がどんなだったか分かってる?
子どものことや、将来のことを考えたって、お金必要でしょ! 銀行のパート代なんかじゃ全然足りないよ! パートでやっていけるくらいだったら、そもそもAV出てないし!!」
……と、まあ、これの何十倍の言い合いが続いたわけですよね。
なんてったって、話し合いが終わったのは明け方近くですから(笑)。<次回につづく>
writer 剣 愛璃沙
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