AV女優のお仕事がダンナにバレた!! <5>
私自身もAV女優になるまでは偏見を持っていた仕事だから…
B男に言われるまでもなく、AV女優がどんなお仕事なのか分かっていました。そもそも、私自身もAV女優になるまでは偏見を持っていましたから。
世間的に考えたら、子どももいる主婦がAV出演なんて、もちろん御法度だと思います。私自身、出演するまでは、アダルトの仕事自体を卑下していただけでなく、AV女優やAV男優といった人たちの他、それを見る男性の事すらも軽蔑していました。
だから、B男が言っていることはもちろんわかるんですよ。だけど、その自分の思いを潰すほど追い込まれてたから選んだわけで……。
家族のこと、特に子ども達のことを考えると、私の立場や気持ちがどうのこうの言っている場合ではなかった。とにかく3人の子どもをなんとかしなきゃということだけだった私は、もうとっくのとうにB男よりも腹が据わっていたわけです。
3時間くらい罵りあいに近い話し合いが続き、最後にB男が言いました。
「これからもAV続けるなら離婚してくれないか?」
「……………………………」
長い沈黙の後、私はこう言いました。
「いいよ」
一度は切り札でもある離婚をつきつけたB男だけど……
このときのB男の表情!! まさに呆然という言葉がぴったりでした!!
おそらく「離婚したくないから仕事辞める」って、私が言うと思ったんでしょうね。
当時、偽装離婚をして戸籍上は離婚していた私たちですが、まだ夫婦としてやっていこうという気持ちがずっとありました。けれども、今回は、「本当に別れてもいい」そんな覚悟を持って、離婚しようというB男の提案を「いいよ」と受け入れたのです。
そして、私は続けてこう言いました。
「離婚したいならするよ。AV辞めたくないし、辞められないし。だって、離婚しないで、あたしが仕事辞めたらどうなる? 生活出来ないよ! 私は3人の子どもたちを食べさせていかなきゃいけないから、B男と別れてAVの仕事続けるよ」
リビングの椅子から私を見下ろしていたB男は、いつの間にかソファから立ち上がった私に見下ろされていました。
最終的に出したB男の答えは……。
「離婚はしたくない。今でも愛している。仕事にも理解する努力をする」というものでした。
こうして1番ばれたくない旦那に、仕事のことがバレてしまった私は、ある意味ほっとしていました。そして、「これからは、堂々と仕事が出来る」と胸を撫で下ろしたのです。
writerwriter 剣 愛璃沙
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