女体の神秘【出産編:臨月…ついに運命の出産<2>】
驚愕! バレンタインに運命の出産
臨月……。十月十日お腹の中に宿った新しい命。段々と芽生える母性本能。胎動がある度一喜一憂した日々。それと伴い、変わっていった母体。
驚愕且つ笑っちゃう出産編<2>です♪
出産が近づくにつれ、身体も重くなり『早く出したい!! 出して身軽になりたい!!お酒が飲みたいーーーッ!!』
と、わたしの中では出産が、いつの間にかゴールみたいになっていました。なにせ25キロも太ってしまったので、「産んだら直ぐにダイエットだ〜!」なんてことばかり考えていました(笑)。
赤ちゃんの身支度より、自分の産後ケアグッズの方が多かったくらい!?
そうこうしているうちに、運命の出産の日がやってきました。2月14日に産みたかったわたし、「前駆陣痛が来たみたいです」と、あまり痛くもないのに産婦人科に行き、先生の内診を受けましたが……。
「え? まだ全く開いてないよ」とのこと。ま〜、当たり前です。お腹もそんなに痛くないし、おしるしもないし……。
が、どうしても2月14日に産みたかったんです。そう、バレンタインだから。え! そんな理由でって(笑)? 暫くして先生が、陣痛促進剤の飲み薬を2錠くれ飲みました。が、全く効かない。ん〜。歩いたり、階段を上り下りしたりとしましたがダメ。
そしたら先生が「明日法事で出かけるから、今日中に産むよ」と信じがたい言葉が……。
で、また陣痛促進剤を2錠飲みました。
すると、どうでしょう。
キター、キター、陣痛が来ました!!
まだ子宮口が開いてないのに、陣痛が恐ろしいほどの強さできてしまい、のたうち回りました。「このまま飛び降りて死ぬー」とか「いっそうのことお腹切ってー」と白目をむいて叫びまくり。(まだ出産されてない方、すみません。ビックリしないでね)分娩台に足をかけるのですが、わたしがあまりにも暴れるので壊れました……。どんだけ?
先生が子宮口を手で開き、「頭が見えた」と。そこからが先生の誘導どおり、「吸ってー、吐いてー」といわるゆる陣痛時の呼吸法を。……って、そんなこと全く出来ませんでしたよ!!
しかし、頭が見えてからなかなか進まなく、「吸引します」との声。意識が朦朧とするなか、「まさか、掃除機で吸うの?」と思っていたら、トイレのつまりを直す吸引機ありますよね? あれらしきもので、頭をスッポンと取り出しているではありませんか?
——えー、痛いし、赤ちゃん大丈夫? って心配になりましたヨ。
で、「最後、はい、いきんでー!」の合図で、本当に『スッポン』という感じで見事に出産いたしました。
案の定、赤ちゃんの頭を見たら、サイヤ人の如く頭が伸びてました。「あ、大丈夫、それ治まるから。赤ちゃんの頭は柔らかいから直ぐ元に戻るよ」とドクター。今は、カンガルーケアって赤ちゃんを産んだらお腹の上に乗せたり、おっぱいを吸わせたりするでしょ?
昔はそんなこともせず、看護婦さんに「足の裏に名字書いて」と言われ、その指示どおりに赤ちゃんの足の裏に油性のマジックで名前を書きました(笑)。
出産、そしてまた妊娠!
凹んだお腹を見据え、(やっと終わったー。もうムリ、妊娠は!!)と切実に思いましたが……。上の子が1歳を迎えるころ、また赤ちゃんが欲しくなったんですよ。フフフ。兄弟姉妹をお兄ちゃんにつくってあげたいって思ったのです。しかし完全母乳だった為、生理もストップしていました。
「赤ちゃん欲しいし、んー、この際、母乳やめようかな……」と思った矢先のこと!! 息子が1歳3カ月の時に、また妊娠しました。←え!! 自分でもびっくり。
なぜ、生理も来ないのに妊娠したのでしょうか?
それは排卵が始まっていたからです。排卵の時に丁度着床し、生理もこないまま、また妊娠したってワケ。
さて、2人目の妊娠。上の子の育児と相まって怒濤の日々の幕開けです。育児&妊娠はまた<次回>に!!
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