「脱がない、舐めない、触らせない風俗とは!?_<7>
普通の女の子=いい意味での素人娘が多い良いお店
「脱がない・舐めない・触らせない」の「3ない」を実施している性感マッサージ店に入店したあたし。新人として働き始めました。
お店全体の雰囲気も「ザ・風俗」という感じがあまりなく、普通の会社のよう。働く女の子たちも他の風俗の経験がなく、昼間は普通のリラクゼーションのお店で働いていて、それだけでは生活していないから夜にお小遣い稼ぎ……という、風俗慣れしていない「普通」の子たちが多い店でした。
そのせいか、待機室で他の子と話していても、みんな仕事に対する意識が高かったです。
今思えば、風俗初心者にはこれ以上にない、大変いい環境でしたね。
いくら良心的でも、不況の波は容赦なく押し寄せて……
ところが、そんないいお店でも、不況の波は容赦なく押し寄せてきます。
良かったのは、最初の半年ぐらい。春になり夏が過ぎ、涼しくなった頃から、お店全体が毎日のように暇になってきて、待機室が混みまくり……という状況になってきました。
なんと、ランキング入りしている人気嬢が「こんなに毎日暇なんてヤバイ!!」なんて言っていたくらいですから、本当に暇だったんです。
そんな状態なので、お店も改革を決行。
スタッフさんを減らしたり、人件費を削減したりするだけではなく、なんと、女の子のバックを1本につき1000円減らされてしまったんです。これはかなりの打撃!!
10時間拘束の1日の稼ぎが4800円だったことも!!
さらに成績によって女の子のランク付けをして、バック率をスライド制にしたため、本指(本指名)のプレッシャーもきつくなりました。
暇な状態を打開し、とにかく1人でもお客さんを確保しようと、時間は短く、その代わり安く遊べるショートコースも設置されました。でも、こんなコースができてしまうと、お客さんはどんどんショートコースに流れてしまいますから、長期的に見ると得策ではありません。
しかも、「高くてもいいから気に入った女の子と遊びたい」というお客さんではなく、「とにかく安く遊びたい」という気持ちが強いお客さんなので、本指にも繋がりにくい。
バック改定後は、19時~翌朝5時まで働いて、ショートコース1本しかつけず、4800円で帰ったこともありました。
これでは、深夜の居酒屋のバイト以下!! せっかく風俗で働いているのに、こんなに稼げないんじゃあ意味がありません。
今から思えば、その地域は、お店の近所に他の性感エステ店が増え過ぎましたし、「ヘルスサービスOK」「タッチOK」という“ハードサービス”をするエステ店が続出して、業界全体も過激化していく流れがありました。そんななか、昔ながらの「3ない」を死守する体質では、生き残りづらかったのでしょうね。
とにかく、いくら良心的なお店でも稼げないんじゃ仕方ない、と店を移ることを決意したあたしでしたが……!?
<次回>へ続きます!!
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