HIVは唾液や汗、涙でも感染する?

2014-10-01 16:00 配信 / 閲覧回数 : 903 / 提供 : JESSIE / タグ : HIV SEX 性感染症


 

HIVの主な感染経路となる体液は3つ

 

HIVの感染力はとても弱く、“H以外の”日常生活のなかでうつることはまずありません。

 

HIVが多く存在しているのは、

 

★ 性液(カウパー腺液を含む精液&膣分泌液&アナルからの分泌液)

★ 血液

★ 母乳

 

これらが粘膜や血管のなかに侵入すると感染が成立します。

 

ちなみに……
「唾液」「尿」「汗」「涙」には、HIVはほとんど含まれていません。

 

JESSIE

 

主な感染経路はこの3つ

 

1、性行為による感染

2、血液による感染

3、母子感染(出産時&母乳よって感染)

 

では、まず、1から順に説明していきましょう。

 

 1、性行為による感染

さて、もっとも気になるのがこの「性行為による感染」だと思います。
ということで、別の記事にて、より詳しく説明していきます♪

 

2、血液による感染

血液による感染では「注射器で薬物を使用し、回し打ちする」「タトゥー器具・ピアッシング器具・メスなどの身体改造器具の使い回し」「輸血」などによって感染します。

 

「感染した人を刺した蚊にさされる」「理髪店でのカミソリ」「医療機関での針使用」については感染の心配はありません。

 

ですが、理髪店のように衛生管理を行っていないプライベート時は、歯ブラシ・カミソリは自分専用のものを使いましょう。

 

特殊な性癖がある方は、Hで使うカミソリを使う場合もあると思います。剃毛プレイとか、流血プレイとかね。

 

複数人とカミソリを使いまわしとかは止めて、必ず使い捨てにしましょう♪ カミソリに限らず、血液が付着するようなプレイを行う場合は「使い捨てにする」が基本です。もちろん使い捨てにできないものもあるでしょう。

 

例えば、痔などで血液のつきやすいアナルバイブはコンドームを被せて使うというような対応をとってくださいね♪

 

輸血

現在、日本では献血された血液は厳重な検査によって安全が確保されていますが、感染の可能性を完全には排除されていません。なお、血液凝固因子製剤は加熱処理が行われているので感染の心配はありません。

 

注射器による薬物使用

HIVだけでなく、肝炎や梅毒などの感染も考えられるので「殺菌していない注射器の使用」「回し打ち」は絶対にやめましょう! 覚せい剤などの薬物は、もちろん非合法ですので、逮捕される可能性もありますヨ!

 

身体改造器具などの使い回し

★ ピアス(ボディピアス)は「医療機関で開ける」「使い捨てのピアッシング器具を使用する」のが安全です。安全ピンなどはやめましょう。拡張する場合も、自分専用の拡張器を使いましょう。

 

★ カッティング、インプラント、スプリットタンなどをするときは、殺菌した器具で衛生的な状況で行いましょう。

 

★ タトゥーやアートメイクを入れる場合は、信用できるスタジオでお願いしましょう。現在、ほとんどのスタジオでは客の前で新品の針やインクキャップを開封する、その他の器具もオートクレーブにて殺菌処理をするなど、衛生管理を徹底しているようです。しかし衛生面を確認してから、施術をするかどうか決めるのでも遅くありませんよね?

 

また、ピアス、カッティング、タトゥー、アートメイクなどのように、人の体に針やメスを入れたり、血が出たりするような身体改造やプレイは、本来医療行為であり、資格がなければできないものです。施術者の殺菌に対する知識は、医者が持つものとは明らかに違うので、そのリスクを考えた上で、行いましょう。

 

こちらも、HIVだけでなくB・C型肝炎、梅毒などのウィルスに感染する可能性があります。また、たくさん切るようなことをすると、雑菌が入ることで敗血症になる可能性などもあります。実際、タトゥーでC型肝炎に感染したケースは少なくありません。

 

ちなみに、殺菌されていない針を使い回すことで起きる感染率のデータがあったので、ご紹介したいと思います。

 

・HIV 0.1~0.4%
・B型肝炎ウィルス 20~40%
・C型肝炎ウィルス 1.2~10%

 

HIVに関しては、とても低い確率ですが、B型肝炎に注目してください!
くれぐれも衛生面は神経質すぎるくらい気をつけたほうがよいということですネ。

 

3、母子感染(出産時&母乳よって感染)

お母さんがHIVに感染していると、妊娠中・出産時・授乳によって赤ちゃんに感染する可能性があります。
まったく対策をとらないと25%程度の確率で、母子感染するといわれています。
しかし現在はお母さんが、HIVの治療薬を飲み、母乳を与えないことで赤ちゃんへの感染を2%以下に抑えることができます。

 

 

 




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