日本のHIV感染。現実は…?
<日本のHIV感染の状況>
2007年以降、日本のHIVの年間感染者数は毎年1000人を超えています。そして、2013年にはエイズ患者とHIV感染者が2万人を突破したと発表されています。その約9割が男性。おもに同性同士のセックスでの感染することが多いことが分かっています。
な~んだ! と胸を撫で下ろした女性の皆さん。安心するのは、実はちょっと早いんです。
というのも、日本人女性のHIV感染者は毎年30人程度と横ばいですが、10代~24歳の若い年齢層の感染者ほど、女性の割合が高いという現実があるんです。
またイギリスや米国、カナダといった他の先進国に比べても、20代以下の新規感染者が日本はとても多いのです。
その理由にはセックスの低年齢化に加え、コンドームを使用した(STD予防を行わない)セックスなどが理由だとされています。
さらに怖い情報によると、献血血液のHIV抗体陽性率も増加しているそう。
献血を、HIV検査として利用してはいけませんと言われているのですが……。
そのため、ウィンドウ期(HIV感染しているが抗体が血液中にできておらず陽性反応がでない時期)をすり抜けてしまう危険性も浮上しているほどです。
ちなみに、エイズ発症者は毎年400人程度。HIV感染者と同じく、ほとんどが日本人男性が占め、女性は十数人程度となっています。
世界のHIV感染の状況
日本では年々感染者がわずかずつ増えていますが、世界的に見ると横ばいもしくは、減少に転じようとする傾向にあります。
流行が世界全体としてピークを迎えたのは1999年以降。以来、ゆるやかに増加してはいるものの、HIVの新規感染者数は25%以上減少している国が33カ国あります。
世界的に、もっとも感染が深刻なのが南部のアフリカ諸国です。ボツワナ、スワジランド、レソト、南アフリカ、ジンバブエなどです。しかし、UNAIDS(国連合同エイズ計画)などによるコンドーム配布などの予防活動や母子感染の減少から、ここでは流行は横ばいとなり、減少する兆しも見られる国が出てきました。
アジア地区でもっとも感染が深刻なのが、タイやミャンマー、インドネシアなどですが、中国やインドなど国土が広く、人口が多い国では流行の実態が不明瞭になっているのが現実です。
旅行などで海外に行く際は、特にセーフセックスに気をつけたいものです。また、自分が行く国がどんな状況にあるのか調べていくのも大事なことです。
男性だと、海外旅行先で風俗を利用される方もいらっしゃることでしょう。そのなかには、海外からHIVだけでなく、他のSTDを持ち帰ってきてしまう方もいるわけです。彼氏やダンナが海外旅行から帰ってきたら、オチ○チンチェックは必須かも!?
人気記事
JESSIEの最新NEWSはFacebookページが便利です。JESSIEのFacebookページでは、最新記事やイベントのお知らせなど、JESSIEをもっと楽しめる情報を毎日配信しています。