現役風俗嬢作家、筆を握り、ペニスを握り…第6回
<入店講習ってつまり、やることはひとつ!!>
18才未満だとあっさりバレながら、あっさり渋谷のホテトルへ入店が決まったあたし。
入店一日目はまず、ラブホテルにて講習が行われます。相手はもちろん、面接の相手であるアヤしい金髪オッサン。何を教わるかというと、仕事の段取りですね。スタートと終了時、お店に電話をかけること。タイマーの使い方。ローションやコンドームなど、仕事道具一式が入ったポーチをこの時渡されました。
そしてその後、フツーにセックス(笑)。今考えればそんなことまでする必要はなかったのですが、これも店長の役得でしょう。
この金髪オッサン、入店してからも何度か体を求めてきました。そしてあたしも、セックスにまるで価値など見いだせず、たまにお節介なお客さんに「もっと自分を大切にしなさい」なんて説教されたって、なんで好きじゃない人とセックスするのが自分を大切にしてないことイコールなのか、意味がわからなかったくらい。
この頃のあたしにとって、セックスは手と手を繋ぐようなもの。挨拶と何ら変わらない。
なので、金髪オッサンの要求にも普通に応じてたなぁ。
この調子のいいオッサン、「付き合っちゃおうかぁ」とも言ってきたっけ。
アヤしい金髪のオッサンが彼氏だなんて恥ずかしいから、ソク断っちゃいましたけれど。
<ホテトルってどういう仕組みになってるの~!?>
さて、ここであたしが数カ月働いた違法風俗「ホテトル」の基本知識です。
ホテトルというのは、「ホテルでトルコ風呂気分」からきた言葉だそう。トルコ風呂というのは、今でいうソープランドのこと。かなり古い言葉のようです。デートクラブ、DCとも言いますね。最近はDCという呼び名が一般的でしょうか。
サービス内容は、ホテルへ赴きお客さんと「本番」も含めたプレイをします。風俗営業の届け出をしてない違法風俗なので、看板を出して営業するわけにはいかないし、大っぴらにお客さんを募ることもできません。
ではどうやってお客さんを集めていたかというと、渋谷の電話ボックス(2001年当時はまだ見かけました)に、扉を埋め尽くすような感じで、ズラッと手作りのチラシを貼りつけて(このチラシを貼る行為も、もちろん違法)いたと記憶しています。女の子も同様にチラシを使って集めていました。
そして、お客さんがチラシを見つけて問い合わせの電話をすると、店長の金髪オッサン、電話に出ます。お客さんは渋谷周辺のラブホテルorシティホテルに入るよう指示され、金髪オッサンは渋谷周辺で待機している女の子に電話し、ボディガードとの待ち合わせ場所を教えます。
あたしが働いていたホテトルでは、店長の他にもう一人、ボディガード的役割のスタッフがおりまして。待ち合わせ場所でボディガードと合流して仕事場のホテルまで案内され、終わったらボディガードがホテルの前まで迎えにきてくれるという仕組み。
この辺りのシステムはかなりお店によって違うようですが、このお店の場合、やっていること自体が違法で何があってもおかしくない状況なだけに、トラブルを未然に防ぎたかったのかもしれません。トラブルが原因で女の子が辞めていっては、お店にとっても困ることなので。
さぁ、プレイ終了後はいよいよお給料タイム。お客さんからいただいたお金はお店と折半です。さぁ、ここで気になるのが、ホテトルで働くとどれだけ稼げるのか!? という点ですよね。
<次回>はホテトルのお給料事情について触れていきます~!!
人気記事
JESSIEの最新NEWSはFacebookページが便利です。JESSIEのFacebookページでは、最新記事やイベントのお知らせなど、JESSIEをもっと楽しめる情報を毎日配信しています。