ホストクラブよりオトクに遊べるイケメンぞろいのバー<その1>
ホストクラブよりも安く楽しく遊べる店が世の中にはある!!
わたくし松本晶は、出張ホストに関しては長年に渡って趣味と実益を兼ねて利用してきた。そのため、人に話せるものも、話せないものも、楽しかったことも、最悪さったことも、いろんな思い出がある。
しかし、お酒を飲ませるホストクラブに関しては、取材で数回訪ねたことがある程度。実は、客として行ったことは1度もない。元ホストの仕事仲間やホストクラブに嵌まり込んだ女性は多く知っていたので、どんな業界かは大体判っているつもりだが、なぜ行かなかったのかなんとなく考えてみると、
1)飲み代が異常に高い(その点出張ホストは安い)
2)一昔前のホストクラブは、8割方客の女を騙す方針で営業をかけてくる
3)ホストクラブ並みか、ホスト以上に面白い所で楽しく飲んでいた
1、2は世の中では月並みな話だが、3については思い出せば思い出すほど懐かしい。——3日と空けずに通う価値があったなあ…。
同時に、ライター駆け出しから最も仕事が油が乗っていて楽しかった頃を思い出す。
普通のOLが小遣い範囲でイケメンと楽しく飲んで食べられてしゃべれる店とは!?
さて、その店に行ったのは、「ライター見習い」から「多職業ライター」に肩書を変えて間もなくの21~22歳の時。まだ品川区の五反田に住んでいて、いつも原稿を書いていた六本木の喫茶店から夜中歩いて帰る道中に寄り道した渋谷東急ハンズ地下のバーだった。当時「M」の店長になったばかりだったK氏は今も交流があり、当時のことを語ってもらうと…。
「今考えると、サパーみたいな店のつくりでしたね」
K店長の力量が最も大きいが、私の毎回の飲み代は食事込みで相場2000~3000円。高くても4000~5000円。ボトルを入れていたのだが、それは「ボンベイサファイヤ」というドライジンで6000円という契約をしていた。
取材経費が落ちる時や、払ってくれる人がいる時は、なるべく多く店に落としたとしてもホストクラブの料金には程遠い。
この店は、毎週月曜日に女性客だけなら2000円でなんとカクテル飲み放題(しかも時間無制限!!)という企画を行っていた。ビールはダメだけど「シャンティガフ」はOKみたいな甘いルールだったので、スカトロモデルネタで活躍した大酒飲み・さえちゃんとはよく入り浸ったものだ。
私は基本的に物事や人に依存しないが、唯一依存と言えたのは、決まった場所に入り浸ること。喫茶店や飲み屋を探す嗅覚は若い頃から焚けていたと思う。
人気記事
JESSIEの最新NEWSはFacebookページが便利です。JESSIEのFacebookページでは、最新記事やイベントのお知らせなど、JESSIEをもっと楽しめる情報を毎日配信しています。