ホストクラブよりオトクに遊べるイケメンぞろいのバー<その3>
いい風俗店やAVの名作情報まで教えてあげる仲に…
水商売のセオリーで、「言ってみるモンだなあ」という精神は大事である。例えば、こんなことがあった。ボトルのジンで当時流行っていたロングアイランドアイスティーを作らせるところまで発展した私は、お礼に「これよかったらどうぞ!」と、オススメの店とアドバイスを添えた自分が連載している風俗情報紙やV&Rの安達社長の名作を貸してあげると、たちまち尊敬されるのだ。バーテン達の歓喜たるや、
「松本さん、あの店最高でした! 俺…、未だに信じられないっすよ…。30分1万円コースでスゲー可愛いコでラッキーって思った矢先、ヤラしてくれた上に、携帯番号くれました。イッヒー、いつ掛けようかドキドキです」
(20歳キッチン)
「晶さん、あの店すげーよ。女の子が全員かわいいコしかいない。表彰してー」
(21歳バンドマン・愛車スカイライン)
…と、なんと!! 店の男子従業員全員が同じ店に行っていたのには驚いた。風俗ライターになって、こんな身近な人たちのお役に立てるとは思わなかったな。
「○○の駅前ソープはいいよ」
とひとこと言えば、1週間以内には全員行って私に感想を述べるので、書くネタにも事欠かなくて幸せ…。日本のダークサイド経済にかなり貢献したと思う。
つまらない男のガッカリ感はイケメンで埋めろ!!
そんな生活をしている私は、到底合コンなんてつまらなくて行けなかった。当時女友達に誘われた飲み会が合コンとは知らず参加したことがある。彼女には申し訳ないし事をしたが、D通勤めの態度デカくて悪のりのフルチン男に電気アンマして怒って店を後にした。
怒りが収まらない私が向かう所は「M」、私を慰めてくれるのは「M」の皆しかいない…。K店長はしみじみと
「電通に電気アンマ 似合いますねえ。それでこそ松本さん」
続けて、キャバクラマネージャーやサパーも歴任し、女殺しの男花魁ユッキー(当時M大4年生)も、
「俺Mじゃないから、されるのは嫌だけど晶さん電気アンマしてるところ、マジで見たかったなあ。写メとかないんですか? その野郎どもセンスないですねえ」
バーテンオールスターズに囲まれ、明け方近くまで飲み明かしたが、独りで飲んで3千円以上払った覚えがない。ボラれた経験がゼロの私は幸福者だ。
さて、最後になるが、こういう店の見つけ方である。1度行ったくらいでは解らないので、なんとなく気に入ったら数回通って観察すべし。この宝探し的な楽しみも、心をくすぐる。
ちなみにちょっとした、見分け方はあるので、書いておきたい。
・店長がイケメンかつオペレーションの完成度が高い→良いバイト君を育てる能力が秀でている
・カウンターがあって独りでも気兼ねなく行ける→グループで行っては良さが解らないし会話も発生しない。入り浸る店を見つける際は、おひとり様行動が基本である!!
・男だけでなく店の女の子(もしくは女性客)のルックスもよく気が利く→じゃないと質の良い男は居着かない
参考になるかわかりませんが、楽しいお店探しにぜひ、役立ててほしい。運が良ければ、未来の彼氏やお婿さんが見つかるかもしれない。
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