剣愛璃沙のOL時代。不倫に社内恋愛に大忙し!<その1>
銀行の入行式にピンクのスーツを着ていった私
さて、学生時代のお話に続いて、就職した後の銀行員時代のお話をしたいと思います。
ちなみに、私がOLとして入行したのは、ちょっと前にヒットした半沢直樹と同じ時代です。面接一回のみで内定した銀行生活は、いろいろな意味で刺激的な毎日でしたよ。
まずね、4月から就職するわけですが、そのちょっと前の2月くらいに、どこの支店に配属されるかの通知が自宅に届くんです。あっ、今はどうかわかりませんが、当時の銀行って、女の子は必ず実家自宅通勤で、一人暮らしの子は採用されることはありませんでした。なかなかスゴイ条件ですよね(笑)。
さて、私が最初に配属された支店は日比谷でした。すごく歴史ある支店で、ここに配属される男子行員は出世街道と言われている由緒あるところだったんです。
世間体を気にする母親も大喜びで、入行式に着ていくスーツを一緒に買いに行きました。
でも、私たちが選んだスーツは、なぜか「ピンキー&ダイアン」のピンクのスーツ……。
なんでこんなのにしちゃったんだろー!!!!! 案の定、当日はみんな黒、紺、ベージュのスーツオンリー。そのなかで、たった一人ピンクのスーツのわたくし……。ハイ、当然、浮きまくってました(笑)
お局OLで指導員のKさんと私の険悪な関係
この支店に配属されたのは、男子3名女子4名でした。
そしてね、この日にいろんな方から目をつけられてしまったわけです。
まずは、私を指導してくれる先輩OLの指導員のKさん、総務のOさん、そして石田純一似の副支店長のHさん。
まず、指導員のKさんは私のことを、外見判断でシャットアウトしてきました。最初の1カ月って、1年生(銀行では1年目から5年目くらいまでを1年生、2年生と呼んでました)は札勘(紙幣を勘定することです)や、加算機、端末の使い方、銀行用語の問題集などを研修期間で学ぶんです。
分からなくてKさんに聞くんだけど、いつも無愛想でつっけんどんで怖いんですよね。だから、なかなか聞けなくて、分かからないまま。そのためもあって、毎日銀行に行くのがイヤでイヤで、最初の1週間で辞めようと思ったくらい(笑)。他の同期の女の子たちの先輩はみんな優しいのに、私だけ凄く怖い先輩でストレスで胃が痛かったな~。
そして、この研修期間中に1年生を集めて食事会をしようと、副支店長が7名を誘ってくれたことがありました。場所は、なんと銀座の三笠会館!! 若いからステーキがいいねって、オーダーしたのは、1人1万5千円くらいのコース。これを7名分ですから、まだまだお子様だった私たちは「すごーい!」と感動したものです。
20歳で三笠会館を知った私たち。この銀行員時代は、毎日のように銀座、日比谷、有楽町へとアフター5(死後ですかね?)に繰り出していました。
さて、この豪華な食事会ですが、終了後、なんと!!! とある事件が起こるのです。それは、次回のお楽しみ……。
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