夜の世界の裏事情。昇り詰めた男はヤリたい放題!?
黒服という職業とは?
最近、そこそこ視聴率がイイらしいジャニーズの「SexyZone」の中島クンが主演しているドラマ「黒服物語」のデコトラを見て、ふと水商売時代のことを思い出した。
「もし、男に生まれていたら、黒服やりたかったなあ……。マネージャーにランクアップして、後は社長かオーナーになって……」と。
キャバクラやクラブの男性スタッフは、裏方のイメージが強い。そんとあめ、世の中にはあまり知られていないお仕事だ。なあなあに見えるかもしれないが、非常に、業界内では戒律や上下関係がうるさい。そのかわりに、役職がランクアップしたり、特殊能力があったりすると、非常に大きな夢が広がっていくロマンのある職種なのだ。
ドラマの設定だと、エリート階層で生きるための受験に負けた主人公のようだが、現実にもそういった方たちはいます、います。
私が18歳の時に六本木で働いていた時は、元甲子園球児でボーイから始めていたけど、当然のように根性あるので、かなり可愛がられていた。21歳でライターになってから忙しくなったため水商売から縁遠くなってしまったが、六本木の喫茶店に毎日通って執筆していたので、六本木交差点でスカウトマンに呼び止められる。
聞いたことのあるキャバクラチェーンの従業員で、
「週1でも時給3000円出すよ、あんたなら」と言われて、
「やりたいけど、惜しいなあ。僕、今ライターとインターネット盗撮モデル(この話も別コラムで書くつもり。乞う御期待)やっていて、夜店に出るの無理なんです」
って言うと、
「インターネットモデルって一体なんなんですか? しかも、貴女ライターさんだなんて! 実は自分もIBMの元職員でプロジェクト解散後、事実上解雇されて、今キャバクラのマネジメントをやっております。僕ソムリエの資格も取得してますし、来月クラブと飲食店もオープンするんです。暇が出来たらぜひ、1枚噛んで戴きたい」なんて言われたこともあった。元エリートSEかあ、黒服もいろいろだなあと痛感した瞬間だった。
私の昔の仲間内は、10代からホストやボーイ上がりという生粋の黒服人と、異業種からの転職組が多かった。キャバクラの成功や安定した店の運営には、売上を上げる女の子ももちろん大事なのだが、それよりも社会性とコミュニケーション能力が高くて金と人をきちんと管理できる男性従業員をどれだけ捕まえて育てられるかが実は決め手なのである。
能力のある黒服は、売上を上げる女の子をいくらでも育てられるし、スカウトできる眼力もあるってワケだ。
アルバイトでも本業でも、女の子の立場でお店に勤めていて、長く安定した時給をもらいたいと思っているらば、男性スタッフの質を早めに見極めておかなくてはならない。でないと、約束を守らないスタッフ、嫌がらせや手を出してくるといったゴロツキも少なくはない。自分にとって甚だソンなばかりである。
さて、冒頭でなぜ私が、「男に生まれたらやりたい職業」と書いたかというと、一言にいうと、登り詰めると本当に『やりたい放題』な職業だからである。
<次回>、その『やりたい放題』っぷりを書いていこうと思
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