男を「イクメン」「高収入」など、自分好みに育てる方法
男は「ダンナ」ではなく、「長男」と思え!!
結婚の条件として、第1位の「自分への愛情」に次いで、「家事への協力」が第2位に入る昨今(『セキララ☆ゼクシイ』調べ)。
経済力よりも、家庭への貢献度のほうが重視されているにも関わらず、未だに「関白宣言」(byさだまさし)をしたがる石器時代のような男も存在する。こんな男と結婚するくらいだったら、未婚の母になったほうがまし……などと思い、実際に未婚で子どもも産んでしまったことのある私だが、できれば結婚したかった!!
というワケで、「頭は旧石器じゃないけど、家事スキルは幼稚園レベル」というやや残念な男を夫に迎えた妻が、「家事スキルをせいぜい高校生レベルにまで引き上げる方法」というものがあれば、ぜひ聞いてみたい。そこで、数多くの夫婦を見ている西麻布の結婚相談所アーク・ロイヤルの代表、大西加枝さんに聞いてみた。
「基本的に女性のほうが何でも能力って高いんですよね。だから、仕事がデキたり、高い才能を持つ女性ほど、男性に対して『NO』をつきつけがち。でも、男は『褒めて育つ』モノ。俗にアゲマンと呼ばれるような妻は、案外、ご主人を『夫』と考えていないです」
なんと!! 一体どういうことだろうか!?
「だいたい皆さん『長男』という位置づけで捉えていますね。『夫』と思うから、家事に協力的じゃない、稼ぎが悪い、育児を手伝ってくれないと不満が溜まる。でも、もし、自分の長男が『お母さん、お手伝いしてあげる』と下手でも一生懸命やってくれたら、すごく嬉しくないですか? 少ないお給料でも『ハイ、少ないけど生活費』と渡してくれたら感激じゃないですか?」
確かに!! ごもっともと思わず納得してしまった。
小さな幸せを大事に思える自分作りが土台!?
また、大西さん曰く、「結婚に多くを求めるのも良くないですよ」とのことである。
「今の女性が、結婚相手に求める条件って、そこそこの安定した年収、価値観が合うこと、友達感覚でつきあえること、子育てや家事への参加、休日を一緒に楽しく過ごす……。様々なことをバランス良く得たいと思っている人が多いんですよね。昔は、『亭主元気で留守がいい』という言葉もあるほどで、大黒柱としての役割さえ果たしていれば良かった。今は確かに、稼ぎこそそんなに求めていないかもしれない。けれども、こんなに多くの条件を一人の男性に求めるのって、過酷じゃないですか? どうしても譲れない条件を、せいぜい2つくらい持つというのがちょうどいいのではないでしょうか」
つまり、結婚に求めるものが、最初から多すぎて、結婚自体なかなかできなくなってしまっているケースが少なくないというのだ。
良く言われることだが、結婚はゴールではなくスタート。お互いの条件を、1つ2つ持ち寄って、それを3つ4つに増やし、協力しながら少しずつ幸せを大きくしていけばよいのだろう。
小さな幸せで満足できる女性が、最終的には大きな幸せを作っていく……ということならば、結婚云々よりも前に、まずは自分の内面を改めることのほうが大事なのかもしれない。
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