ラバーフェチ3人&フェチフェス主催者のフェチ座談会<第2回>
編集部「ラバーがあれば、人間とのセックスは不要という感じなのでしょうか?」
らて「そうですね。かれこれ、もう7年ほど女性とのそういう行為はないんです。でも、それで特別不自由したこともないんですよ。もともと自分ではないものになりたい願望、もしくは覆い尽くしたい願望が気づいたらあったんです。根底にある理由は人それぞれ違うんですよね」
Tentoku「ええ、僕は25歳になるんですが、童貞なんです。いままでに、女性とつきあった経験がないわけじゃないんですが、色々な事情があって、できずに今にいたります」
非常に若いTentokuさんは、韓流スターのようなイケメンで、モテないわけないでしょ! という雰囲気。それなのに童貞とは……!! なんだかもったいないような、貴重なような。
大谷「私の場合は、拘束したいし、拘束されたい。ギッチギチに拘束されたいんです。あと、顔をいじられるのが好き。鼻フックの撮影会では常連のモデルをしていました。その延長戦上にラバーがあります。だから、ラバーそのものが性対象というよりも、関係性のなかにラバーがあります」
しかし、そんなに愛するラバーだが、輪ゴムや消しゴムはともかく、ラバースーツなどは身近なものではないような……。一体、どのようにして出会ったのだろうか?
らて「僕は、ゴムだ! ラバーだ! と気づくまでに時間がかかりました。その間には、ストッキングやタイツ、あげくのはてにはウェットスーツまでトライしてみました。スキューバダイビングの免許まで取っちゃったんですが、なんか違う! って思ったりして(笑)」
佐藤「僕はラバーフェチではないのですが、ウルトラマンにははまりましたね。お母さんが食器洗いの時にはめているゴム手袋をはめて、ウルトラマンになった気分に浸っていました」
らて「分かります。中の人に憧れましたね。僕、人間捨てたい願望があるんです」
変身願望があったが故に、様々なものを被ってみて、ゴムに巡りあったというのがらてさんのケース。次回からは、Tentokuさんの類希なるゴム愛について書いていこうと思う。
【座談会参加者プロフィール】
佐藤サド
エロティックからアートまであらゆるフェティッシュを集めた祭典「フェチフェス」の主催者。ビデオメーカー「フェ血ス」代表。
2015年1月25日に「フェチフェス05」開催! 詳しくは公式サイトへ。
Tentoku
都内を中心に活動するラバーマニア。イベント、パーティー、メディア作品に数多く出演。自身でもサロンイベントを開催するなど幅広く活動している。その活動がNHKに取り上げられ話題に。海外のラバーマニア向け雑誌『HEAVY RUBBER MAGAZINE』に特集記事が掲載され、世界的にもその名を広めた。
Twitterアカウント→@tentokurubber
http://www.facebook.com/tentoku
大谷ひろみ
SMクラブ『ソドマニア』に所属している。ヘヴィラヴァリストで、日本では珍しいRubberPony(ゴム牝馬)をしている。
らて
latexcatsuitというアカウントでTwitterをしているヘビーラバー愛好家。ながきにわたりフェティシュ界に関わり続ける。自身で運営するfetish-style.infoはフェティッシュファッションの情報発信基地として、多くのフェティシストからの支持を得ている。フェティシュ界を支える重要な人物の一人。
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