剣愛璃沙のAV女優×AV男優=禁断の恋愛事情 〜元旦那との離婚バトル<その4>〜
“引っ越し”で割れる家族の意向
6月に入り、離婚の話が進んでくると、マンションをどうするか? 子ども達はどうするか? という話もするようになりました。マンションのローンは私が払っていたものの、名義はB男。「出て行くならお前だろ?」と言われました。
この頃、区の法律相談の窓口にも通っていたんですが、そこの弁護士さんにも名義が旦那さんならマンションは旦那さんの権利になってしまいますねと。子ども達は次女と三女は、私と暮らしたいと言っていたんです。その場合、学校を変わることも家を引っ越すことも特に気にならないと。次女は一風変わった子で「別に学校の友達好きじゃないし(笑)」とあっけらかんと言う子でした。三女はまだ幼かったので、ママと一緒ならどこでもいいよと無邪気でした。
長女は、もう6年生だし、ずっと同じ友達と過ごしてきたからここから離れたくないし、学校も変わりたくないと。中学もそのまま同じ地区のみんなと一緒の中学がいいからここから出て行きたくないと言っていました。
当時の私の思いとしては、ローンは私が支払っているんだし、B男一人が出て行けば済むことなのにと思っていました。
「早く出て行け」の一点張りのB男
私は彼が出て行ってもいつでも子どもに会わせるつもりでした。子どもの成長過程において、離婚しても父親、母親からの愛情は不可欠だと思っているので、夫婦としては終わっても、親としては二人で子どもの成長を見守りたいという考えです。
欧米ではこの考えが主流で共同親権があり、どちらかの家で平日過ごしたら週末はどちらかの家で過ごすというような方式がよく取られています。引き離されて育った子どもより、二つのお家から愛されて育った子のほうが心の発育にもいいという研究結果も出ています。
私にはたくさんの暴言を投げる母親も、孫たちは可愛いので、この件に関しては私と同意で男一人ならいくらでも住む場所探せるし、子どもの面倒考えずに、また仕事したら? と言っていました。
この話はしばらくの間並行線でした。
B男からはとにかく、「早くこのマンションから出て行って欲しい」と言われるばかり。「1カ月で住む場所を決めろ」「引っ越したら二度とこの家には出入りするな」とも言われました。離婚とはそういうものだ……と。
出て行くのはいいにしても子どもたちをどうするか? 私は3人とも連れて出たかった。
下の子二人は二つ返事でOKしているも、長女は拒否。泣きながらここから離れたくないと懇願してきます。そしてB男は、長女の意見を知っていながら、私をどんどん追い詰めてきます。
連れて行くなら三人。置いていくなら三人と言ってくるのです。
何度も何度も長女とは話しましたが、意志は固く揺るがないものでした。泣く泣く私は6月末に、1人でマンションを出て行きました。
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