剣愛璃沙のAV女優×AV男優=禁断の恋愛事情 〜元旦那との離婚バトル<その7>〜
娘を手放すことができずに調停開始!
別れて住み始めてからも、親権は渡さずにそのままでいました。なぜなら、どうしても子どもたちを手放すことが納得できなかったからです。そして私は、調停を起こそうと決めたのです。申し立て内容は、三人の子どもの受け渡しを希望する、無理ならば三女だけでも引き取りたいというものでした。
私としても長女とのやりとりで亀裂が入ってしまい、次女も長女の言いなりになっていたので、上二人は私のところへは来ないだろうと半ば諦めていたんですよね。
でも1番下の子だけは、まだ離婚だ親権だの言葉の意味すら解っていない状態で引き離されたので、私が引き取ることが出来たら上の子達とも会える機会が出来るのではと思ったのです。
調停って経験したことある人ならわかると思うんですが、離婚や、親権、財産分与、慰謝料請求など色んな申し立てをした人が待合室にいるんですよね。そして、もうひとつの待ち合い部屋にはその相手側の方々が……。
世の中問題だらけなんだなとしみじみ感じる場所です。
調停を行う時には、裁判官の他に調停委員が二人つくのですが、この委員さんが見方につくかつかないかで結果が左右されることが多いようです。
私の場合は外れでしたね、初回の時にそう思いました。
結局、負けてしまった調停
夫婦別々に話を聞くんですが、女性の調停委員さんが席を外した時に、男性のほうが私の仕事に関してすごく聞いてくるんです。芸名や内容や収入など……。念のためとか言ってたけど、何の“念”のため? 女性の委員さんと裁判官はものすごく高齢で、アダルトの仕事自体を卑下してる話し方で、「あなたがこんな仕事されてても、お子さんの面倒をよく見ていい旦那さんじゃないですか」と言いました。
その上、「あなたに無理やり仕事を辞めさせられたと言ってますよ」と言われ、私がいくら違うと言ってもB男の肩を持ち、全然公平なんかじゃないなと思ったのです。
つまり、この委員さんたちはB男の味方についたわけですね。
2回目の調停の前になり、B男からも調停の申し立てを起こされました。『親権の受け渡し申し立て』です。
そのときの現状はまだ私が親権を持っていたので、それを奪おうと申し立ててきたのです。2回目も同じように両者の言い分を話し、裁判官が最後にまとめて終わりです。
裁判所側は、調停をたいてい3回で終わらせようとします。それ以上になると裁判を薦めてくるのです。見ず知らずの初めて会う人に、今までの話したくないことまで全てを2回に渡って話したにも関わらず、B男の話を鵜呑みにされ、肩まで持たれて、親権もあちら側に渡すように促され、子の引き渡しについても、子供達の生活を考えたら現状維持のほうがいいと言われ、正直3回目の調停に行くのが億劫になっていました。
でも、行かなければB男の言い分がすべて通ってしまいます。
小さな望みを賭けて、3回目も頑張っていきました。そして、同じ事を聞かれ、同じ事を話しました。でも、裁判官にまとめられてた結果は、虚しくも親権を引き渡すことになってしまいました。子の引渡しも現状維持が優先され、叶いませんでした。
娘たちに会えないまま7年が過ぎて……
結局、2007年9月に会ったのを最後に、子供達には7年以上会えないままです。
この間、子供たちを思わない日は1日もありません。飾られた写真を眺めたり、携帯に残っている写メを眺めたり、手紙を読み返したり……。
でも、あの日最後に見た子どもたちの姿で、時が止まっているんですよね。
もう今の姿を想像出来ないくらい成長しているはずなのに……。
最近、毎日のように思うこと。それは、子どもたちに会える日が再び来るのだろうか? 会えないまま死んでしまうのだろうか? もし、会えることが出来たなら、いつ死んでもいいなと思っています。
そして、親権を条件にあんなに揉めていたマンションですが、長女の願いも虚しく、別居からわずか2年半後に売りに出されてしまいました。
長女は友達とも別れ、都外へ引っ越す羽目になったのでした。
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