初めての出張ホスト体験<その2>
出張ホストの金額は4時間2万円。性感マッサージのオプションは5000円
まずは、会うまでのプロセスを書いておこう。オファーは、HPのメールから。最初は怪しまれたり緊張感を与えないために、ライターの身分は出さないで「20代半ばのOLです」(嘘じゃないですから!!)と名乗って、ショート4時間希望であることと、アロマ性感マッサージについて具体的に教えて欲しいという意思表示を伝えた。
ちなみにこの時の料金体系は、4時間で2万円に、アロマ性感のオプションが5000円と伝えられた。これには、値ごろ感を感じ、ますます楽しみになった私だった。
個人営業の人間なので、気軽にどうぞ! 的な記述があったので、私も向こうの期待を持たせるお返しに、「私も若い頃からAV女優をやってきた人間なので、ヒドイ不細工ではないので安心して下さい」とメールに書き綴る。
プロフィールをじっくり読む限りは、元々かなりしっかりした社会人生活を送った経験を持つ常識人のようなので話すのも楽しみだが、なんでこの人は出張ホストになったんだろう?
そのくらい、華やかな人生を歩んできたと読み取れる記述だったので、ますます興味を引く。
写真どおりにカッコいいイケメンが目の前に!!
金曜日の勤務が終わって会社からホテルへ向かう。西新宿へは歩いて行けるので、Wホテルにチェックインしたのが18時だった。(ちなみに、セミダブルで2食付きで12,000円のお買い得プランである)。ホテル最上階のレストラン前で19時に待ち合わせ。時間に遅れることなくやってきたF氏は、スラッとしたセンスの良いカジュアルな服装で来てくれて、写真に掲載通りの容姿の人だった。
しかし、私は目や顔をまじまじと見るのは緊張してしまうので、カウンターでふたり横に並んで夜景を見ながらのディナーにする。あらゆる人種と渡り合うことは合うが、私は根本的には人見知りで男の人に余り慣れていないのだ。
飲み物の注文時、
「イタリアンの時ってどんな飲み物を頼むのが理想ですか?」
本気でこの時の私はわからなかったのでF氏に素直に尋ねると、
「魚なら白ワインか泡、お肉なら赤ワインが基本的なチョイスだね。でも、お酒弱いんならカクテルでいいんじゃない?」
丁寧に教えてくれて素直にグラスワインを頼んで助かった。
話は自然な流れで会話が弾み、大学卒業後に、営業マン、社長業を経験したことがあり、同時にその会社を畳んだことも素直に話すような人なので心引かれた。
男優経験の話を伺ってみると、日々現場に行ってるわけではないようだが、共通に知っている男優さんがいたので嘘ではないようだった。食事が済んだところで、部屋に向かうことに……。
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