初めての出張ホスト体験＜その7＞

後から知った出張ホストH氏の本性とは!?

散々な目に遭わされた出張ホスト体験が縁となって出会ったＭ氏。彼との交流は、実は今でも続いている。そして、会ったり連絡を取ったりした時に思い出し、「Ｈってそもそも何者だったの？」と聞いたことがある。そう問うと答えは、「スワップ業界では落ちこぼれだよね。酒飲んではトラブル起こしてたし、出禁の店も多いよ」とのこと。

Ｈ氏とのＳＥＸを振り返ると、雰囲気には酔ったけど、テクニックは確かになかった。なかったとスッパリ言ってしまうと残酷かもしれないが、「金出してＳＥＸするんだから１度はイカせてもらわないと金返せ」って話である。そして思ってしまう環境で私は暮らしていた。（AVもコールガールも現役でしたから……）

次に、「もし、Ｈ氏と酒でトラブらなかったら、私はどうなってたんだろう？」

という問いには、

「酔ってなかったら俺を紹介しなかっただろうなあ。そういう意味では本当によかった。あいつ友達少ないから、自分がイイ女と思ったので、格好つけたくて、俺という知り合いをひけらかしたのだろう。あと、他の知り合いとか顧客の例だけど、親密になってサービス料金いらない言ってくる可能性がある。でも、それと同時に、大金の借金申し立てをしてくるな。借金の方が確実だね。アイツ出張ホストになったきっかけが会社倒産と離婚が同時で、蒸発状態の人間だから」

男の売春夫はワケありな人が多い!?

ええ、マジ!?　確かに出張ホストやる人は、借金返済目的の住所不定者や世捨て人が多いけど……。

男の人で我が身を売る人って今でも切羽詰まっているか、ワケありの確率が高いもんなー。

初めての出張ホストの購買先が想像以上に最低な男で驚愕だった（この人は、どうも今でも営業しているらしいのでほどほどにします。しかし、ここで私が書いているのは悪口ではなくて事実です！）が、このドラマがきっかけで、いろんなホテルに泊まりながら、風俗ライターとして、男買い投資に走る人生が幕を開けたと言えるだろう。瞬間的には嫌な思い出になったが、結果オーライかもしれない。

しかし、自宅に呼ぶという行為は、出張を依頼された側にとっては、プロフェッショナルであればあるほど、緊張かつ慎重に立ち振る舞うというし。

今後の出張ホストネタは、もっとスイートな経験も少なくなかったので、いい話もお送りしたいと思っている次第です。