シングルライフだからこそできる副業、それは「アダルト撮影に部屋貸し」という不労所得!<前編>
はじめての一人暮らしと同時に開かれた不労所得への道
私が独立したのは20歳ジャストのとき。成人式の日に品川区五反田の物件が決まり、誕生日にちょうど夢に見ていたシングルライフの幕が開けた。六畳の部屋で兄貴とともに20歳まで過ごすしかなかった私に、小さな夢が叶ったときだった。物件は、山手線五反田駅徒歩7分で1DK、家賃は8万円。
独り暮らしになってからは夜遊びも深夜の水商売勤務も自己責任で自由。オートバイも大家さんが置かしてくれて、夢も仕事もどんどん広がっていったこの時期に、思いもよらない隙間産業のきっかけが訪れたのだった。当時の私は駆け出しのフリーライターでもあった。そのため、出版社とのコネクション作りに必死だったのだが、某中堅出版社Kの編集さんから、
「モデルさんのお部屋でヌードになる企画で、部屋だけ貸してくれる一人暮らしの女の子いない?」という呼び掛けがあり、紹介の紹介で私の家を貸すことになったのだ。
編集者さんが家にロケハン(撮影のための下見のこと)に来たいということになり、果たして彼らは約束の時間に訪問してきた。そして、バスルームやヌード写真の中心となるベッド回りをチェックする。
「あのー、私もAV女優なんですけど、モデルと部屋セットでという撮影はダメなんですか?」と尋ねると、編集者さんが申し訳なさそうに
「本来は家主が脱ぐのが本物なんだろうけど、フリーのモデルはうちの出版社の方針でほとんど使わないんだ。ごめんね」
ばっさり断られて、松本晶的には凹む。しかし、部屋をスタジオとして貸す謝礼の話を聞いて一気に吹き飛んだ。
私が会社に行っている間に鍵を貸して大家さんに不自然に思われないようにさっと出入りして貰うリスクはあるけど……。
ななんと福澤さん2枚!!!!!
これって完全な不労所得。
生活感溢れる空間で撮れるリアルな写真
初めて貸した部屋貸し撮影は、当時20万部前後売れていた男性月刊誌。女の子の設定は、20歳くらいの女の子でOLさん設定だそうです。後で掲載された雑誌をもらい「一体、うちはどういう風にスタジオとして使われたワケ?」気になるのでしっかり検証したかった。
なぜかというと、部屋の物を動かされた形跡はあまりないものの、お風呂場のバスマットは濡れていて、確実に使われた形跡があったから。
さて、女の子のグラビアは4~5ページあり、いかにも会社の制服みたいので外撮りがあったり、我が家のユニット3点セットのバスルームでシャワーを浴びている姿があったりして、それは慎ましく見えて確かに非常にリアルだった。
そして私のベッドの上ではフルヘアヌード。他人の陰毛が落ちていてもおかしくないわけだが、私は余りそういうのは気にならない。むしろタンス動かされたらどうしようとか、キッチンのものをエロ道具として使われて不衛生にされたらどうしようとか、思ってたから。
勝手な想像できゅうりや人参などの野菜でオナニーとかあるかなあと思ったりしたけど、コンビニ誌面にそれはありえんよねえ……(笑)。
風呂場が使われて濡らされてしまうのは、撮影サイドに立って考えればワンショットは必要不可欠だから仕方がないのも納得。バスマットくらい洗濯すればいいもんね。
鍵の受け渡しは郵便ポストに封筒に入れて出し入れしてもらう方式でやったが、目の前が大家さんの家なのでドキドキなものの、これで福沢2枚はありがたい。こんな撮影またないかなあーってぼんやり思ってたら、担当編集者の口コミで類似雑誌の編集者さんから、
「ぜひ、うちの編集部にも貸して下さい!」
かくして、わたくし松本晶ではなく松本ハウスが徐々に人気お家スタジオの階段を登っていくのです。
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