1度でもセックス経験ありなら必ず行こう「子宮頸がん検診」!<後編>
「子宮頸がん検診」……クリニックでは、実際どんなことが行われるの? <前編>STEP2からの続き。
●STEP3 問診編
子宮頸がん検診こんな事をします!
子宮頸がん検診当日、病院の受付でクーポンと健康保険証を提示します。すると問診表を渡されますので、名前や生年月日、質問事項を書き込みます。
質問の項目の一部をピックアップしてみると……!?
・性交経験の有無
・妊娠回数
・一番最近の月経があった日と日数
・過去の婦人科系の病気の有無
・ホルモン剤の治療を受けたことがあるか
…など、デリケートな質問も多いです。ですが、子宮頸がんは性交経験のある女性の80%以上がリスクを持つガンですので正直に答えましょう。
●STEP4 受診編
子宮頸がん検診こんな事をします!
問診表を書き終えたら診察室に呼ばれて診察スタート。
まずは問診表を元に普段の生理での経血量、生理痛の重さなどの質問があります。ここで「子宮体がん」の検診をオプション(有料)で受けることが可能です。「どうしますか?」と先生より質問が。
せっかくだからと子宮体がん検診も一緒に受けることにしました。先生曰く、子宮体がんは20~30代での発症はまれであり、検査に結構な痛みを伴うので20代であれば無理に受けなくても良いとのこと。
医師の質問に答えた後は、いざ内診&検査開始!
別室の診察台(両足を開いて座るタイプ)の上へ座ります。下半身の衣類は下着を含め脱がなければならないので当日はスカートで行くのがおすすめです。
診察台に乗ると腰から下はカーテンがひかれ、医師と顔を合わせることはありません。
「検査のために子宮口付近の細胞をとりますので、器具を入れますね」の声と共に膣内にひんやりと金属のような器具が入る感触が……。
この器具は「クスコ膣鏡」と呼ばれ、金属で出来た鳥のくちばしのような形の器具。器具を膣内にいれる際、痛みなどはあまり感じませんが、子宮頸部の細胞を取るため細い棒状のブラシで中をゴシゴシとこすります。この時はさすがにちょっと痛いというか、粘膜を直接触られている嫌な感覚が……。
数十秒程度で検査は終了なので我慢できる程度の違和感で済みました。
しかし、最大の難関は子宮体ガン検診でした!
子宮体とは「子宮口のさらに奥に位置する部分、妊娠時に赤ちゃんを育てる部分」です。先程の子宮頸のさらに奥まで器具が入るのです。おへその近くまで金属が入るような違和感と同時に子宮口を広げる際に強い痛みが!
子宮頸がんの数倍痛い!!
細胞を取るためブラシで中をゴシゴシの時は、歯をくいしばって、終わるのをひたすら待ちました……。
ほんの1分あるか無いかの検査のはずが、終了後はすっかり涙目です。先生が検査前に「無理に受けなくても良い」という理由はこの強い痛みにあったようです。
私の受けた検査は、子宮頸と子宮体の細胞を採取し、専門検査機関に送り検査するタイプで、検査結果は1週間後病院に受取りに行く形式でした。
特に異常が無い場合は検査結果の書いた用紙を受け取るだけで帰れますが、異常がある場合は医師から検査結果の説明があるとのことです。病院によっては検査結果が郵送されてくるタイプの検診もあるので、気になる方は病院に直接問い合わせする事をおすすめします。
また、子宮頸がん・子宮体がん検診ともに膣内を診察するので、検査後に多少の出血があります。当日は下着におりものシートなどを付けていくなどの対策をしてくださいね!
子宮頸がん検診を受けることを迷っているという方へ
今回初めて子宮頸がん・子宮体がん検診を受けたことで、子宮の異常は医師の手で内診を受けなければ発見しにくいということを実感しました。
どうしても内診が苦手で婦人科には行きたくないという女性は多いと思いますが、一度勇気を振り絞って受診してみてください。そして自分の生理に関する悩みや症状を素直に医師に相談してみましょう。
一人で体の不調に悩み続けるより、専門家にゆだねて見ると解決できるかもしれませんよ!
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