本業OL、副業コールガールという二重生活
ホテトル嬢の副業は想像以上の楽しさ!!
神泉町の街を歩くと、昔を懐かしく思う。
「この道を1日5往復したこともあったなあ」
と散歩しながら、散歩要らずな当時の“意外と健康的だった”日々を振り返る。
元々風俗勤務経験に関しては、出張型のお店の実務経験が多かったので、出張型女郎の職に就く覚悟は、『おとなのお付き合い』の壁くらいだった。
長くAV女優生活をしていたため、低用量ピルも以前から飲んでいたので、仕事は直に慣れた私。当時26歳で、昼は人事台帳と外部役員との折衝に葛藤する総務レディで、夜の仕事は格好の憂さ晴らし。考えていた以上に客層が良かった高級DC業は、楽しくてしょうがなかった。
粘膜が弱いため男性のモノが立派過ぎると、翌日ヒリヒリで対処が厳しかったが、風俗産業好景気時代はとっくに過ぎていたので1日に1~2人、多くて3人のお客様と“お会いする”のが丁度よかった。
OL&ライター&DCの3足のわらじ生活の合計収入は?
90分25,000円が最低ベースになっている料金のうち、私の取り分は6割。高値なコースが入った時は5割バックだった。月平均10日間出勤し、20人の客取って約30万円というのは、ライターとOL業からの収入も有ることを考えるとマイペースな生活としては最適なライン。
丸山町のホテル街から徒歩10分に住んでいた私は自宅待機枠で、店待機の女の子が出払った後のピンチヒッターでもあり、家で好きな物を食べ自由にしていた。
主な1日の生活は、18時帰宅、風呂に入って髪も化粧も完ぺきに済ませながら軽い夕食を取り、20時に店に『自宅待機』のコールを入れてお仕事スタート。
うどん等の消化の良い食事にしておいて、仮眠2時間前を逆算して、21~22時台に仮眠開始。服は直に着られるワンピース等。コンタクトレンズだけ外してフルメイクにばっちりマスカラコートを厚塗り。
一般的に「化粧を落とさずに寝るのはNG」とされているが、私の経験上からみると「長い睡眠時間キープ」の方が断然大事。
大き目に設定した電話のベルが鳴ったら、
「晶さん、渋谷の○○ホテルで120分単価○万円のお仕事です」
ってな感じでコールがやって来る。釣銭も万全に揃えているので、そのまま直接向かい、ラブホテル街なら正味約15分着、渋谷某シティホテルなら約30分での到着を目指していた。お客様と一戦交えて、事務所に戻り1回ずつ“取っ払い”で精算し再び帰宅。
そんなのを繰り返しながら夜中に突入し、渋谷以外の出張先で車移動しなくてはならず、時に移動時間のタイムロスも少なくない。おかげで明け方に終わることもあるが、“お茶引く”よりはいいので、会社がない週末は本当に頑張った。
理想のお仕事時間割と最大お茶引き連続日数
月の理想的な仕事の仕方は、スポーツジムのジャグジーで半身浴&全身浴を済ませて完璧な状態で20~22時台に事前予約のお客様1本。23時台に帰宅して、下着・衣類・化粧を直して仮眠し、深夜の中距離出張(品川・新宿のシティホテルが好きだった)で、高額なお客様を1本拾って、明け方になる前に精算帰宅で終了。
私の手元に大3枚と夏目さん数枚が残り、週末なら筋肉痛防止の為に家風呂で全身浴をして、仕事の疲れ取って就寝がベストだ。トータル睡眠6時間以上で、ヒールで5000~10,000歩歩き、お客様との充実したHが2回で、最後にメイクをキチンと落としてスキンケアが出来れば、美容&健康面共に言うことなし。
逆に、時期によっては店そのものの景気が悪いか、もしくはピンチヒッター無しで店が回ってしまった場合は、よくお茶を引いた。最大で10日待機でお客様が0〜1人で景気極寒状態だが、私の肌は約8~10時間睡眠を保たれるのでプルプルという皮肉な始末。
でも、出勤してきてお茶引いちゃう一般採用の女の子達よりは遥かに恵まれている。女の子同士のいざこざにも巻き込まれないし、いろんな意味で、高待遇で美容にも健康にもよい生活だった。
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