現役風俗嬢作家、ペンを握り、ペニスを握り… <第3回>

2014-09-20 16:00 配信 / 閲覧回数 : 1,154 / 提供 : 櫻井千姫 / タグ : 出会い系 援助交際 現役風俗嬢作家


 

中高生時代に訪れた出会い系「バブル」とは!?

 

さて、暗い青春を送っている孤独な女の子だった私が、「出会い系サイト」に出会ったところまで、前回書きました。

 

ちなみに、90年代半ば、「エンコー」という言葉が社会現象になった頃は、女子高生デートクラブやテレクラが、中年男性と10代少女の出会いの場の役割を担っていました。ですが、2000年頃になってくると、デートクラブ・テレクラは下火に……。

 

携帯が世の中に広まり始め、中高生も持つようになってくると、デートクラブやテレクラにかわって、「出会い系サイト」で個人売春するのがエンコーの主流となっていました。

 

まさに、女子中高生の出会い系「バブル」と言えますね。若い女の子とハメハメしたいオヤジたちにとっては、天国そのもの(笑)。

 

90年代半ばのエンコーは、村上龍さんの『ラブ&ポップ トパーズⅡ』や、桜井亜美さんの『イノセント・ワールド』にも描かれていますが、放課後のクラブ活動的要素もあり、仲間内で危険な遊びを楽しむというノリで、エンコーをしていた子も多かったのだとか!?

 

JESSIE

 

値崩れしていた2000年代のエンコー中高生

 

しかし、2000年頃の「出会い系」エンコーでは、危険な遊び感覚というより、学校や家庭に居場所を見つけられない子が、男性に、またはお金に、救いを求めるというものに、性質が変わってきていました。

 

でも、90年代半ばよりもエンコーへのタブー意識が強く、「エンコーなんてダサい」「イケない」という感覚が10代の中でも一般的だったこの頃。誰にも言わず、いや言えず、コッソリとエンコーに救いを求めていた女の子たちは、いっそう同世代の輪からは遠ざかっていったのではないでしょうか……。

 

エンコーの相場も、「コギャル」の時代とはだいぶ違ってきていました。

 

90年代半ばは、女子高生数人とカラオケを楽しんだだけで、最後にみんなにお小遣いをくれる、なんて気前のいいオヤジも多かったのだそうですが、2000年頃は10代というブランド力をもってしても、最後までお付き合いして1〜2万円前後ということも。

 

とにかく、孤独を癒そうとエンコーに手を染めたあたし。なんにせよ、15才にとっては自分の力でお金を稼いだ初めての経験ですし、洋服とかメイク道具とか、欲しいものが怒涛のように噴出してきた時期でもあります。

 

あっという間にエンコーの魅力に、お金の魅力に、とりつかれていったんですね。

 

だんだん帰宅時間も遅くなったし、高校に進学するも、お金があるともう勉強なんてどうでもよくなってしまいます。

 

エンコーにハマりまくった結果、ついに家出!! 高校生になって1カ月、2001年の5月でした。

 

この後、エンコーという名の個人売春から、ホテトルという名の組織売春へと発展していくのですが……。しかも、このホテトル、かなりアヤしい違法風俗で!!

 

アヤしさ爆発の<次回>をどうぞお楽しみに♪




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