ヤリ子とサセ男の性愛事情 第12回目
ヤリ子図鑑:その3【婚活型】
前回登場したマヤさんの「ヤリ子仲間」であるリナさんは現在29才。童顔で小柄な小動物系のルックスながら、話してみると意外にサバサバしたキャラクターの彼女、マヤさんと同様かなりの早熟で、ヤンキーだったのだとか!?
「初体験は中一、相手は同じクラスの子。経験人数は数えきれないけれど、3桁はいってるんじゃないかなぁ。田舎だったから他に全然娯楽がなくって、そういうことばっかりやってた。あんまり学校も行ってなかったし、大人から見れば問題児だったと思う」
思春期からそんな感じだったので大人になってもヤリ子行動はすっかり生活に染みつき、合コンや飲み会に参加して気に入ったらお持ち帰り、は常套手段。
さすがヤリ子歴が長いだけあって、ボディタッチが上手かったり、恋テクにもかなり長けているのだそう。
あれ、マヤさんと同じ元ヤン型ヤリ子のパターンかな……と思いきや、リナさん、実はかなり真面目な一面も持っていた!
「彼氏ができたら他の人とはヤラない! 二股三股はかけないし、彼氏ができた途端それまでいたセフレも、セフレ以上恋人未満な関係の人も、全部縁を切る! だって、自分が同じことされたら嫌じゃん? 自分がされて嫌なことは相手にもしない、基本でしょ」
相手に危機感を持たせるため、「誰かと深い関係にならない」という条件を自分に課した上で合コンには行くけれど、基本的に彼氏がいればその人をちゃんと大切にするのがモットー。
現在の彼氏は寿司職人で朝が早いので、夜に働いているリナさんは仕事が終わった後、毎朝彼の家まで行って起こしてあげるのだとか! いやはやリナさん、尽くす女じゃあないですか。
要は、リナさんにとってヤリ子行動は好奇心や欲望を満たすためじゃなく、相手を見つけるための手段だということ。
何人かのヤリ子に話を聞いたところ、この「婚活型」が一番多かった!
婚活型ヤリ子の場合、彼氏がいない時はものすごく遊んでいても、目的を果たし次第リナさんのようにフツーの真面目な女性に変身するのが特徴。
「ちょっといいなって思ったら遊んでみる、ヤッてみる、ヤッてみてちゃんと『付き合って』って言われたら付き合ってみる! セックスも自分にとっていい相手かどうか判断する上での、ひとつの手段だよね」
というリナさん、この恋愛観に共感する今どき女子は多いはず。
大人になれば学生時代のように「付き合って」という告白から関係がスタートすることはまれで、体の関係という事実から始まることが多くなる。
セックスしてみて「やっぱナシ」ということもあるので、相手を探していれば必然的に経験人数は多くなり、結果的にヤリ子化していくというわけ。
セックスがカジュアル化し、相手を判断する上での手段として認められてきた今、この「婚活型ヤリ子」はかなり多いんじゃないのかな。
「ヤリ子型婚活」の問題点って!?
リナさんの現在の彼氏は7才年下。まだ若いけれど既に同棲の話も出ていて、リナさんとの将来を真面目に考えてくれているのだそう。
「子どももいずれは欲しいな、32,3位までには。産むのも子育ても、それぐらいがギリギリ、体力が持つ年齢だと思う。やっぱり老後のことを考えたら、子どもは欲しいよね。旦那とは家族として安心感を持ちつつも、男女として向き合い続けられる関係が理想かな」
堅実で具体的な結婚観を語ってくれたリナさん。うーん、しっかりしてるなぁ。
さて、ではこのセックスも手段に入れたヤリ子の婚活に問題はないのでしょーか!?
もっとも陥りがちなのは、男を見る目が肥えているヤリ子は相手に求めるハードルを上げ過ぎ、なかなか婚活を終わらせられないこと。そこそこの
見た目で性格も良くって、安心して子どもを持てるぐらいの収入があって体の相性も合って……なんて条件ばかり並べていったら、「あの人もダメ、この人もダメ」ということに。
そのうち自分が女として相手にされない年齢になっていくことに気づき、「負け美女」の誕生です。この辺りはこの連載の終盤で掘り下げていきますよー。
男性と違って妊娠・出産にリミットがある女性が、ある程度の年齢になってきて結婚を焦るのは致し方ないこと。とはいえ、昨今のブームに煽られて「婚活、婚活!!」ばっかり言っていても、なかなか幸せは掴めません!
まずはリナさんのように結婚後の具体的なビジョンを持ち、自分が結婚に何を求めるのかきちんと考えてみては?
さて、「ヤリ子図鑑」は今回で終了……ですが、まだまだ「こんなのもいる!」という「新種」のヤリ子は世の中に多く存在しているでしょう!!
「こんな新種のヤリ子を発見しました」「私は新種のヤリ子です」という情報、どしどしお待ちしています♪
次回からはヤリ子の対極にいる「恋愛ニート女子」のお話に移ります!
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