フェイク・ラブ 〜Aimi〜<第8話>
【連載小説】フェイク・ラブ 〜Aimi〜<第8話>
※連載小説は毎日20時配信です。
『第7話~』
「あのさ、これからのことなんだけど」
そう言った途端、箸を動かす聡の頬がこわばる。
現実から目を背けるように、話し合いを拒絶するように、
食べるスピードが速くなる。
「私のバイト代だけじゃ、やっぱきついよ。この家の家賃光熱費、全部払うの」
時給のいい深夜にコンビニ弁当を作る工場でバイトしてるって嘘を、聡はあっさり信じている。
穏やかな話し合いにしようと思ったけど、ついに我慢の限界。
なんでこんなことになったんだろう? なんでこんな生活してるんだろう? 聡が大好きだったのに……。
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