禁断のAV女優とAV男優の交際はこうして始まった!!<後編>
ピエールさんに初電話。それから驚きの業界裏話!! <前編はコチラ>
高円寺の居酒屋で、かずぴょんこと平本一穂さんと合流した私。そして、すぐさま、ピエールさんに電話するかずぴょん。
一穂「おっつー、ピー? 今何してんの? ……ん? 現場? ピーと話したい子がいるんだって、代わるよ」
私「あっ、無事に撮影終わって帰ってきました! お疲れさまです」
ピエール「あっ、亜璃沙ちゃん? お疲れさまー、また逢いたいね、また逢えたらしようね」
今、思うと亜璃沙ちゃんとかキモいんですけど……(笑)。
さて、ここで、大脱線いたします。はい、業界裏話~!
ちなみに、このときピエールさんが言った「逢いたいね」や「またしたいね」は、男優さんがよく言う社交辞令です。それが指名に繋がればラッキーくらいに思っています。一般の男女関係とは大違いですね♪
「おぴえ」(←私は、旦那のピエールさんのこと。普段はこう呼んでいます)曰く、下手に女優に手を出して、NG 男優の指名を喰らって、さらに賠償金まで払わされて、結果的に現場数が減ってしまうなら、それを微妙なラインでとどめておいて指名に繋げれば、拘束時間も自由が効くし、現場数も増えて稼げて良いことづくめ!! だということです。
勿論、若手の頃は、ちょいちょいおいたはしていたと言ってました。でも、大概の女優は、ポロっとマネージャーや現場なんかで「ピエールさんと×××」などと、言っちゃったりします。
例えば、実際に、こんなことがありました。
某女優さんと、現場帰りにたまたま一緒の新幹線に乗った時のこと。隣の席に座ったら、フツー、多少のおしゃべりはしますよね。その際に、引退したいだのと相談されて、親身に乗ってあげたそう。
そうしたら、後日、マネージャーから電話があり、「うちの女優に引退しろって言ったな! その上口説きやがって!!」とまくしたてられたそうです。
男優側に非がなく、どんなに「それは違う」と言い張っても、女優が言ってることのほうが正しいとされてしまうのがこの世界です。
この件は、この時の監督が誤解を解いてくれただけでなく、女優も、自分が悪かったと認めたため、最終的にはマネージャーからも謝罪されて、事なきを得たそうです。
けれども、この件以来、自分から誘わないのは勿論、撮影でカメラが回ってないときでも極力近づかないと誓ったそうな。そして、付き合うのも、遊ぶのも、女優ではなく“一般の子”にしたそうです。
大脱線はここまで! ピエールさんとのお話に戻ります。
再びピエールさんとのお話♡
かずぴょんが繋いでくれた1本の電話。ほんの一言だけど、電話で話せて、凄く嬉しかったのを覚えてます!
そして、数日後……。
今は、Facebookが主流のSNSですが、当時はまだmixiが大流行り。ピエールさんは、温泉ロケで私がミクシーをしているのを知ってやりはじめたんですが、マイミク申請をしてきました。
用心深いピエールさんは、私が色んな男優さんや監督さんともマイミクだったんで多分安心して申請してこれたんだと思います。
そこで、結構コメント付け合ったり、メッセージをしあったりするようになりました。
そしてじきに、プライベートの相談をするようになり、その成り行きで連絡先の交換をしました。
そんな風にして、少しずつ関係を温めていったのです。
2007年2月25日の現場帰り(ブログつけてるからよく覚えてる!)に思いきって、自分から電話してみたのです。
今回も、まだまだほのかな関係のまま終わってしまいましたネ。ええ、じらすのは得意なんです。職業柄(笑)。これからもお楽しみに!!
さて、最後に、一言。
この熱海の作品を撮ってくれた監督は昨年10月に亡くなってしまいました。2人を結びつけてくれた大切な方なので、夫婦そろって「監督を偲ぶ会」に参加しました。そして、「絶対に幸せになるからね」って遺影に誓ってきたのでした。
<次回に続く>
Writer 剣 愛璃沙
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