ヤリ子とサセ男の性愛事情 最終回
座談会を通じてわかったヤリ子と恋愛ニート女子の真実
ビッチなヤリ子と枯れっぷりすさまじい恋愛ニート女子の対談、いかがでしたでしょうか。
対照的な2人の話から、よりリアルなヤリ子、恋愛ニートの生態、その深層心理が明らかになりました。
セックス大好きで彼氏は現在3人、つまみ食いも厭わない“ヤリ子”のユウカさんには、実は恋愛・セックスに依存しがちでメンタルを病む“サセ子”的な要素もあり。
対して、恋愛ニートのカオリさんも、男性を「メッシー」扱いするビッチ的部分が垣間見えたりします、しかも、男性との関係に頼らなくても自己肯定感を持って「自分は自分」と言える、そんじょそこらのヤリ子以上に、シッカリした一面を持っていました。
ヤリ子、恋愛ニート、その行動だけを見ていれば対極に位置していても、よくよく話を聞いてみれば、ヤリ子の中にも恋愛ニートの要素が隠れていたり、恋愛ニートの中にもヤリ子に通じる部分があったりする……
両者は正反対なようでいて、共通しているところや似通っているところもたくさんあるのでしょう。
筆者は、ほとんどの女性はヤリ子の面も恋愛ニートの面も持っているのだと思います。その度合いに差はあれど……。
その“ヤリ子的側面”と“恋愛ニート的側面”は常に一定ではなく、年齢や状況によって変わっていくもの。10代の頃の恋愛観と、アラサーになってからの恋愛観が違うように……。
自分が今、ヤリ子に傾いているのか、それとも恋愛ニートの面が強くなっているのか。一度自己分析を行い、自分自身についてよーく考えてみるのも、面白いかもしれませんよ!!
連載の最後に……。今一度、セックスを見直そう!!
この連載のための取材を通じて、ゲームのような感覚で複数の相手とセックスを楽しむヤリ子にしろ、「セックスは面倒くさい、苦手なのでなるべくしたくない」と言うサセ男くんや恋愛ニート女子にしろ、どこかにセックスを軽んじる気持ち、「どうでもいいもの」としている気持ちが潜んでいないか? と感じるようになりました。
「どうでもいいもの」だから誰とでも簡単にヤれちゃう、「どうでもいいもの」だから別にしなくてもいいと思えてしまう、のではないかと。
これは何も若いコだけに限った話ではありません。大人の世界だって、婚外恋愛は増えている一方でセックスレスは深刻という状況。
有識者の方々が日本の行く末に危機感を募らせるのも当然でしょう。
もちろん、恋愛だけが人生のすべてではないし、男女の関係においてセックス以上に大切なことはたくさんあります。必ずしなければいけないもの、というわけでもありません。
でも、愛し合う人と体も心も満たされるセックスを分かち合うことは、とても心を豊かにしてくれます。
素敵なセックスができる人が増えたら、今よりもきっと世の中は明るくなるはず!
若者の草食化が冗談にならないレベルで進んでいる今でも、学校教育における性教育は依然として「NO」の教育、セックスを「するな」という教育のままです。
たとえば高校生で性教育を行うならば、その一、二年後にはAVも借りられるし風俗にも行けるしラブホテルにだって入れる年齢になるのに、その時のための準備教育としてあまり機能していません。「今」望まれない妊娠さえしなければいい、という考えです。
教育とは本来、「今」だけでなく、その人の「未来」まで見据えて行わなければならないもののはずなのに……
私たち大人はもっと声を大にして。若い世代に向け、男と女が愛し合うことの素晴らしさを訴えていくべきではないでしょうか。
セックスって素晴らしいことなんだから、ちゃんと大事にしようよ。心の伴わない行為ばかり重ねてたら味気ないし、面倒くさがるようなものでもないよ、と。
でも、その前にまずは自分自身の性を見直すことから始めなくては。
「JESSIE」読者の皆様にはぜひオトナの女性として、「女」という性を持つ人間として、恋もセックスもめいいっぱい楽しんでほしいな、と思います。
長い連載、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!!
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